2008年11月10日〜20日のイタリア‘リグーリア州’の旅話。
6回目の今日は、前回にお伝えした通り、
13日のジェノヴァ最後の「夜の晩餐」について。
市内観光していたその日、見付けたPasta fresca(生パスタ屋)さん、『FABIO(ファビオ)』。
何か、発見はあるかなぁと期待して入ります。
ボールの中に入っているのは、al pesto(アル・ペースト)=バジリコのペースト。
右にある丸くて平ベったいのが、Colzetti(コルツェッティ)というパスタ。
こちらが、Trofie(トロフィエ)。

他にも珍しいものがあり、定員さんにいろいろ教えてもらいました。
そして、もちろん、おすすめトラットリアも!
「ジェノヴァの郷土料理が食べれて、お魚料理の美味しいお店?」
そして、紹介されたのが、このお店。

Trattoria Da Gianna トラトリア ダ・ジャンナ」
残念ながら写真がないのですが、かっぷくのよろしい女主人が
「Che cosa volete mangiare?(ケ コザ ヴォレーテ マンジャーレ?)=何、食べたい?」なんて、聞いてきます。
実は、メニューあるんですが、こてこてイタリア文字でよく読めない。
早口でジェノヴァなまりの女主人についていくのもやっと・・・。
隣のテーブルからは、英語で喋ってあげたら?なんて、言ってる始末。
いえいえ、イタリア語で結構です!
なんて、やりとりしているうちに、
すっかり、お店の雰囲気にはまっていった私達でした。
Lasagnette con scampi e carciofi
(ラザニェッテ コン スカンピ エ カルチョッフィ)
=スカンピとカルチョフィのソース
ラザニェッテはラザーニャを細長くカットしたパスタ。
つるんとした食感に、スカンピの濃厚なソースが超美味。
頭・足まで、実がたっぷりでした。
Linguine con melanzane e calamari
(リングイネ コン メランザーネ エ カラマリ)
=リングイネ、茄子とイカのソース
Cozze(コッツェ)=ムール貝、料理。
Marinara(マリナーラ風)=トマト・オリーブ・香草などのソースと、
Catalana(カタルーニャ風)=白ワイン蒸し、の2種類。
がっつりと!
大きくて、プリプリ。濃厚な味。さすが、ムール貝養殖で有名所です。
Grigliata mista(グリリアータ ミスタ)=魚介のミックスグリル
シンプルで旨い!
コレ! 名物、Gianchetti(ジャンケッティ)=しらす。
やっと、ジャンナで出会えました。
茹でて、オリーヴオイルとレモンがけ。温かいしらすは初めての味・・。
ちなみに、ジャンケッティはリグーリアの方言で、
イタリアではBianchetti(ビアンケッティ)と呼ばれます。
Stoccafisso accomodato(ストッカフィッソ アッコモダート)=干し鱈の煮込み
干し鱈には、塩漬けされたBaccala(バッカラ)と、
塩漬けされてないStoccafisso(ストッカフィッソ)の2種類があり、これは、後者の方。
これをじゃがいもと煮込んだこの料理は、日本の煮物を思い出す味。
Frittelline di baccala(フリッテリーネ ディ バッカラ)=バッカラの小さな衣揚げ
これは、女主人がご馳走してくれたもの。
それが、すっごい美味しかったんです。あつあつで、サクッと、中しっとりと。
ワインは、
白のVermentino Colli di Luni(ヴェルメンティーノ・コッリ・ディ・ルーニ)
赤のPornassio Ormeasco(ポルナッシオ・オルメアスコ)
日本では、なかなか飲む機会のないワインだと思います。
美味しいワインがたくさんある地方なのに、残念〜。

ドルチェ担当のマダムと、
食後酒担当の私。
小さいお店ですが、すぐに満席。
地元の人たちに愛されているお店です。
これぞ、ジェノヴァ料理というものを堪能できた夜でした。
これで、ジェノヴァの思い出はOttimo(オッティモ)!!!
クッチーナ・ホームページを詳しく見る

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