2013/03/28
Il viaggio di UMBRIA ’12 -12-

2012年9月、ウンブリア州の旅話3日目。
前回、ご紹介した感動のカステッルッチョ(赤)から、
次は、美味しいもので有名なノルチャ(緑)に
やってきました。
ノルチャの町も、モンテファルコのように、小さな町。
そして、町は城壁の中。
車を停めて、一番近い門をくぐると、
その城壁の下からお店が並んでいて、
ここを訪れる人が多いことを
感じます。
紀元14世紀に築かれた町。
もともと古代ローマ以前には、
集落ができていたという。
ここもかなり長い歴史を持っています。
雨模様のぐずついた天気が、
その古さを更に感じさせてくれました。
一歩、中に入ると、
お土産やさんがずらっっと。
この道を先に進んでいくと、
Piazza S.Benedetto サン・ベネデット広場に出ます。
Castellina カステッリーナと呼ばれる城塞です。
この下には、古い神殿の遺跡があるそうです。
そして、S.Benedetto サン・ベネデット教会。
天気がいいと、この素晴らしいゴシック様式の建物が、
きっと壮大に見えることでしょう。
同じ広場の一角にあった小さな八百屋さん。
覗いて見ると、ありました。ウンブリア州のカンナーラという町の特産、玉葱(特に赤玉葱)と、
左から3番目の、赤い皮をしたじゃがいも。
これは、アッシジ近くのコルフェリーノという町の特産品。
とっても甘くて、水分が少ないので火を通すとふっくらとするそうです。
次に赤いのは、Pesche noci ネクタリンみたいな桃。
ペルージャのナナで、食べたあのフルーツ。
食感があって、桃の味。すごく美味しいんです。
他にも、いろいろありました。
さて、ノルチャの名物、
いのししの顔。
Salumeria サラミ屋さんの前には、こんないのししの剥製や、
サラミなどがずらーっと飾ってあります。
私たちの入ったお店は、その中でも、表がシンンプルなお店。
ショーケースも綺麗に並べられており、
真面目そうなお兄さんが丁寧に接客してくれました。
いろいろ試食させてもらって、お買い物。
その間に、地元の人だと思います。
棚にあるパンを選び、切り立てのサラミを挟んで、
パニーノを作ってもらっていました。
美味しいそう〜。
ノルチャ地方は、サルーミ類の生産が盛んで、
豚肉加工職人の街として、とても有名です。
そんな職人のことを、Norcino ノルチーノと呼びます。
昔、今みたいに道がない時代、山と川に囲まれて、
陸の弧島状態が長く続いていたそうです。
厳しい自然と限られた土地で生計を立てる手段として、
豚を飼育して加工するという技術が発達し、
豚の屠殺から解体、加工まで行う職人が育てられたのです。
そして、その多くの職人がローマに出稼ぎに出るように。
それが、今では、豚肉職人のことを、
ノルチーノと呼ばれるようになったそうです。
もちろん、お店には、豚だけじゃなく、猪や鹿や、
いろんなお肉の加工品が作られています。
そんなサラミなどを売ってるお店の看板は、
ここでは、Norcieria ノルチェリアと書かれていました。
サン・ベネデット広場から、Porta Romana ローマ門に続く、
このメイン通り(右の通り)には、ノルチェリア以外に、
忘れていけない、ノルチャのもう一つの特産、
“トリュフ” のお店も並んでいます。
9月ごろから黒トリュフ、それまでは夏トリュフと、
ちょうど微妙な時期の旅の私たち、
更に、写真がないのでお伝えできませんが、
お店の中には、鍵のかかったショケースが。
その中に、んん十万とするトリュフが置かれていました。
これだけは、買って帰りたくても、無理!
ここで、堪能して帰りたいと思います。
もう一つ、モンテファルコと違うのは、
標高604mのノルチャも盆地なので、坂道がなかったこと。
地元の人がお買い物に出ています。
次は、この街で頂いた、美味しい食事のお話を。
なかなかの更新状態ですが、、、
気長に見てくださいね!!!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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