2014/01/22
Il viaggio di MARCHE ’13 -7-

2013年9月のマルケの旅。
前回までのお話はこちらへ。
アンコーナの2日目の朝。
イタリアでよく見かける青空市場。
洋服、靴、台所用品、下着、
それも、男性もの子供のものだけでんなく、
派手なでっかいカップの女性ものなんてのも、
普通に売られている、日常の市場。
ここ、ジュゼッペ・マッツィーニ通りも。
一応、覗いてみる私たち。
そしたら、その中の左の路地に、
Mercato メルカートがありました。
1926年、廃船の金属を使って建てられたという、
クラッシクな入口の市場です。
朝からたくさんのおばさまたち。
中はとても広くて、整然としています。
パスタ屋。
果物屋。
マルケ特産の豆や穀物たち。
ここは野菜の市場、と何かで見たことがありますが、、
魚売り場も一緒にありました。
いくつかある魚屋さんでも、人一倍いい笑顔の彼。
港町アンコーナでは、こんな魚たちが売られていました。
ちょっとご紹介。
まずは、マルケの名物、Pannocchie パンノッキエ。
イタリア語では、カノッキエと呼ばれる、
‘アドリア海’のシャコ海老。
ちょうどシャコ海老を買い物されてたご夫婦に、
どうやって食べるの?と、聞いてみました。
「 Bollire =ボイルして、オリーヴオイルとレモンをかけて食べるのよ。
  シンプルが一番美味しいわよ。」
イタリアでは、今でも図り売りは当たりまえ。
パックされている魚屋さんは見かけません。
アドリア海の、Passere パッセーレ、カレイの仲間。
(辞書では、ツノガレイと訳)
こちらもアドリア海で取れた、
上が、Scombri スコンブリ、サバです。
下が、Granchi グランキ、カニです。
グランキといえば、同じアドリア海のヴァネチアは有名。
右が、Salmone サルモーネ、サーモン。
ノルウェー産でした。
下は、Filleto di Persico フィレット・ディ・ペルシコ、
かわすずきのフィレ。
これこれ! Moscioli モショーリ、ムール貝。
この地方の呼び名で、ここマルケの、
ポルトノーヴォという海の町の名産です。
そして、これから幾度となく出会うアドリア海の小さなお魚。上が、Triglie トリリエ、日本語でひめじ。
下が、Busbane ブスバネ。
イタリア全土では、Cappellano カッペラーノとか、Merluzzo メルルッツォ、
そして、地方によって様々な呼び方を持つ魚です。
Cefali チェファーリ。発砲スチロールの上に乗せられた、
サルデーニャでは、Mugine ムジネと呼ばれる、ボラ。
その右、Alici アリーチ、いわし。
マルケに来たら楽しみにしていたこれ。Code di Rospo コーデ・ディ・ロスポ。
あんこうです。
コーダ=しっぽ、ロスポ=かえる、という意味になるのですが、
だからと言って、尾の方だけが売られているのではありあません。
さすが、マルケの名物、こうやって独特の顔のまま、丸ごと売られていますよ。
他にも、アサリ・イカ・ヒラメ・マグロ、
などなど、ありました。
一昨年は海のないウンブリアで、
その前年のサルデーニャのカリアリの魚市場では、
全く違う品揃え、だったと、
今、ふと思い出しました。
市場って本当に面白い!
次は、アンコーナを離れて、次の町へ!
ぜひ、見てくださいね!

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