Abruzzo & molise -03-
2016/09/26
‐モリーゼ州カンポバッソ 街歩き、その一‐。

‘まるで福井県のような田舎’と、
誰かが説明していたモリーゼ州。
確かに、福井は知名度が低いほう?!
けど、海もあり、山もあり、
自然がいっぱい、美味しいものがいっぱい。
永平寺がある、東尋坊がある、
三方五湖だってある。
酒、梅、和紙、漆器、他、
有名な特産物もたくさんある。
きっと、そういう意味で、
モリーゼ州と似ているのかも…。

前回はこちら
州都、カンポバッソ。
滞在したホテルは、駅裏の
“チェントラムパレスホテル”。
線路の下をくぐればすぐ駅の前に出れる、
かなり便利な場所でした。
(ちなみに、長距離バスの乗り場は駅裏なので、
 どちらの手段で移動するにも好都合なホテル。)
駅を出れば、まず、
町の大きさを一目で感じる。
確かに州都とは思えない、
そう大きくもない道だけど、
車の行き来が多くて、賑やかな雰囲気。

カンポバッソは、
ロンコバルド人が造った街が起源と言われ、
緑色が広がる丘の部分には、
チェントロ・ストリコ(歴史的市街区)と
呼ばれ、中世の街並みが見れる。
四角で囲んだところは、
平坦な道が続く、
歴史的にも浅い旧市街地。
当時の有力貴族の館が残っています。

駅から左、カヴール通りを進み、
コルソ・フランチェスコ・ブッチへ。
バンカ・ディ・イタリアと、
カンポバッソ生まれの、
ガブリエーレ・ペペさんの銅像。
その先を進むと、1829年の大聖堂が。
新古典主義様式と呼ばれ、
マヨルカ焼きを飾る尖頭形の鐘楼が見えます。
その隣には、青空に映え渡る、
美しい色の建物が。サヴォイア・テアトロ。
私達が訪れた日、バレエ公演があり、
たくさんの人で溢れていました。
さて、ブッチ通りから、西を歩いてみます。
ガブリエーレ・ペペさんの銅像から、
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りへ。カンポバッソでも最も大きな通りで、
ベンチがあちこちにあって、
子連れの夫婦や、お年寄りたちが、
それぞれにのんびり過ごしている様子。
公園や広場も並び、
地元の人達の憩いの場所です。
サヴォイア・テアトロに戻って、
同じく西側の、マルコーニ通りへ。
その先に、カンポバッソでも古い教会。
1572年のサンタントニオ・アバーテ教会。
教会から出てきたシニョーレが、
「 ここはとっても古い16世紀の建物よ。
  中にどうぞ。 」
と声をかけてくれました。

教会からさらに西へ進むと、少し下りの道。
この辺りの家の造りは、
今までとちょっと違う建物です。
まるで下町といった、雰囲気でした。
そして、
今、通って来たマルコーニ通りを戻り、
チェントロ・ストリコの丘に沿って来たへ歩くと、
今度はがらっと、ピンクヤ黄色のカラフルな家が立ち並び、
綺麗な石畳が敷かれた道が続いていました。
小さな町の中で、
いろんな顔を見せるカンポバッソです。
次の丘の上もまた違った景色が見えてきます。
ぜひ、お楽しみに〜!!!


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