Abruzzo & molise -06-
2016/10/12
‐モリーゼ州カンポバッソ リストランテ、そのニ‐。
前回はこちら
旧市街地にある、
Ristorante MISERIA E NOBILTA’

ドアを開けると、小さな階段。
ここから2階へと。
部屋ごとに、赤や青など壁の色が違う、
リストランテ ミゼリア・エ・ノビルタ。私達は、黄色いお部屋でお食事です。
今日のワインは、“マッキアロッサ”。
モリーゼの土着品種、
‘ティンティリア’100%の赤ワイン。
とても美味しかったです。
前菜に、ジャガイモのトルティーノ。
パルミジャーノのフォンドゥータソースの上に、
‘スローフード’プレシディオのモルタデッラ。
茄子のインヴォルティーニ。
カチョカヴァッロとフレッシュトマトを詰めて。
パスタは、クリオリ。
熟成グアンチャーレと新葉玉ねぎと、
熟成リコッタチーズ。

麺自体は、
お隣アブルッツォ州の‘キタッラ’に似た、
断面が四角いパスタ。
でも同じように、
キタッラの道具は使わないそうです。
そして、この料理のメニューにはこんな文も。
「 伝統的な貧乏料理。
 通常‘crioli all’unto e cipolla’
 と言う。 」

こちらは、そば粉入りのカヴァテッリ。
ソラマメとミントとペコリーノ。
ふわっと溶けるいい感じのチーズは、
モリーゼ州の町‘カストロピニャーノ’産。

これが歯応えのあるパスタで、
じゃりじゃり感が結構強め。
日本でもここまでそば殻入りのそばは、
なかなかないかも…。

セコンドは、バッカラのパン粉焼き。
松の実とブドウ‘スルタニーナ’。
メニューには、
カッコ書きで、gratinato alla campobassanaと。
バッカラと言っても、
ふわっと柔らかい。
そう、生の鱈料理でした。
そして、3種類の仔羊料理。
もも肉のハーブ風味カツレツ、
肩ばらのグリル、
ポルペッタのフリット。
こんな感じで、一日目のカンポバッソの夜を楽しみました。
もちろん最後にドルチェと食後酒も。カップッチーノ・ゴローゾ。
と、
ペスカ(ピーチ)のソルベ、
ティンティリアソース。
地元産アマーロと、
モリーゼにはあまり食後酒がないのか、
お隣アブルッツォ州の名物リキュール、
ジェンツィアーナを勧められました。
(これはアブルッツォの旅話でご紹介します。)

B&Bもあるミゼルラ&ノビルタ。
サンタントニオ・アバーテ通りです。

イタリアの夜は、
町の灯りがとても素敵。
静けさの中、石畳をこつこつと。
違う時代にタイムスリップな気分です。
次回も、お楽しみに〜!!!


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