Abruzzo & molise -16-
2017/02/02
‐ペスカーラ、その3‐。
今日は、旧市街地をご紹介。
前回ご案内した新市街地から、
海岸線を歩いて旧市街地へ。
そして、ここで登場します、『 フェニーチェ・フクイ 』プロデゥーサーの、
小関智子さんです。

2013年は、ウルビーノ
2014年にはバッサーノと、
居住先のボローニャ地方から、
私達の旅先が近い時、
都合があえば、
食事会を計画しているのです。

浜辺横の広い通りでは、
会って間もない智子さんとの、
お喋りが尽きず、
暑さも忘れるくらいです。
市内を横断するペスカーラ川に
沿って上がり、旧市街地へ向かいます。

橋のたもとにある大きな建物は、
ペスカーラ市役所。

そこの橋を渡ると、
ピアッツァ・ウニオーネという、
車の行き来が激しい広場があり、
グリエルモ・マッコーニ通りに繋がります。

建物の壁画が目に留まり、
カメラを向けてみました。
そしたら、
楽しそうにお喋りする人だかり。
えっ、女性?
そう、イタリアでは珍しい、
女性だけが集まってる光景を見ました。
だって、どこ行っても、
井戸端会議してるのは男性ですから。
それがイタリアの風物詩ですから。

さて、一歩裏道へ。
静かで、整然とした建物が並ぶ通りに、
美しい鐘楼が見えてきました。
この町の大聖堂です。
カテドラーレ・サン・チェッテオ。

1930年代の建物です。

大聖堂の斜め前に、
テアトロ・ミケッティ。
大聖堂隣には、ガリヴァルディ広場。
この大聖堂前の通りは、
ヴィアーレ・G・ダンヌンツィオ。
そう、イタリア詩人・劇作家の、
ダヌンツィオさんの名前がついた通りで、
大聖堂すぐ近くには、
博物館になっている生家跡があるのです。
1863年3月12日生まれの詩人、
ガブリエーレ・ダンヌンツィオさん。
イタリアで暴れ回った「 狂気 」の作家として、
知れわたっているそうです。
この作家に憧れた日本人作家がいたそうです。
それが、三島由紀夫なんだとか。

実は、他に
このダヌンツィオさんの名前がついた建物が、
ここから東の海の近くにあるのです。
残念ながら、時間を作れず、
立ち寄れませんでしたが…。
そこは、毎年7月後半に
ジャズ・フェスティバルが開催される、
‘ダヌンツィオ劇場’。
ジャズファンの方、
ぜひ、お見知りおきを!

これがまた、楽しい旧市街地でして、
お洒落なバールやリストランテがありまして、
面白い出会いがありまして、
次回、ご案内したいと思います。
ぜひ、見てください!


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