Abruzzo & molise -24-
2017/04/01
‐スルモーナ その4‐。

トンバ教会の前の広場。

その一角の建物の一階にある、

リストランテ ジーノ。
RISTORANTE GINO
をご紹介。
前回はこちら

地元産の食材にこだわり、
アブルッツォの伝統料理を作り続ける、
1962年創業のレストラン。
厨房を仕切るマンマのルチアさんと、
サービスをする2人の息子さんたちの、
家族経営で、昼のみの営業です。
小さな入口からは想像のつかない、
広々とした清楚なお部屋。
ここで、
ジーノ名物料理をいただいてきました。
まずは、カッラーティ。
この地方特有の、
水と小麦粉だけで作る、
まるでうどんのようにコシのある
スルモーナ近郊の名物パスタ。
キタッラと同じように、
‘キタッラ’で作るパスタは、
断面が四角いショートタイプ。
これに合わせた、
アブルッツォ自慢の野菜が濃くて、
力強い味わいでした。
こちらはメイン料理として。
生ハムとスカモルツァチーズの炭焼き。
もちろん、チーズは地元スルモーナ産。
仔羊のカッセルオーラ(キャセロール)。
鍋の煮込み料理。
人気メニューの中でも、
ジーノご自慢の逸品料理です。
それと一緒に、コントルノ(付け合わせ)は、
野菜のパン粉焼き。

こちらも、
ジーノが紹介されている誌面で、
必ず紹介されている一品、
Zolle ゾッレ。
ちょっと変わった名前ですが、
ニンニクの芽の酢漬けです。
使われているのは、
スルモーナ名産赤ニンニクの芽。
この町独自に伝わる名物品です。

そして、食事のお伴は、ペコリーノの白ワイン。
こんな可愛いエチケットでした。
もちろんドルチェも。ジェンツィアーナ風味のタルトと、
他2種類。

さて、
こちらジーノさんは、
ミシュランやガンベロ・ロッソなどの
有名グルメガイドでも掲載されている
有名店なのですが、
全く気取り感が無く、
お店は柔らかい雰囲気に包まれています。
私達が日本人と確認した息子さんが、
こんな雑誌の切り抜きを見せてくれました。
2005年掲載のゴクタビという雑誌。 
そして、この“イタリア好き”
2012年のアブルッツォ特集です。
(実は、私達、この特集を持っていなかったので、
 逆にイタリアで見ることができ、
 楽しませてもらいました…。)
日本に親近感を持っていただけていて、
私達も本当に、
心地よいひと時を送ることができました。
Grazie mille!
皆さんも、ぜひスルモーナへ行ってみませんか!!!
では、次回もお楽しみに。


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