Sicilia-est -05-
2017/07/29
‐リパリ島 その1‐。
『 島について 』
エオリエ諸島のリパリ島。
前回は、こちら

島の入口はここ。

リパリには、港が2つあって、
私達が乗ってきた高速船やフェリーが停まる、
上のMarina Lunga マリーナ・ルンガと、
下のヨットやミニクルーズ用の、
Marina corta マリーナ・コルタと、
分かれています。

その間を囲むようにあるのが、
リパリ地区と呼ばれる、
島で一番賑わいのある旧市街地。
さて、街の説明は後日にし。

島の中心に位置する、
標高602mのサンタンジェロ山や、
北東のピラト山が、
数万年前に活動していた山。
島では、火山岩の一種‘黒曜岩’や軽石が、
採石され、町の名物となっています。

街のあちこちに、この黒曜岩を加工した黒い宝石、
“黒曜石”のショップがあります。
アクセサリーになったり、

オブジェとして、こんな大きな石も。

リパリ島は、この黒曜石の交易で、
とても発展していたそうです。
それに、まだ鉄器のない時代、
この鋭利な石が刀のかわりとして作られ、
海外に輸出され、
重要な産物だったのです。
( 槍のようなものを売ってるお店も
  確かにありました。)

もう一つの名物の軽石というと、、
2007年にユネスコより採石禁止に
なってしまったようです。
北のAcquacalda アウアカルダや、
東のCanneto カンネートあたりが、
その採石場だったところ。
白い石壁と、
エメラルドグリーンの美しい海岸と共に、
島の中でも大人気のリゾート地として、
ビーチにはたくさんの人が集まるようです。
最後に、
Il simbolo di Lipariリパリののシンボルマーク。

“4つの風を切るノルマンの2本の剣”
からできたマーク。
4つの風は、四方を指す螺旋として描かれ、
中央が釘として、守護・保護を意味するのだという。

このシンボルは、
バロック式の装飾の一つで、
町のバルコニーや街路に見ることが
できると教えてくれました。

確かに、町を歩けば、

バルコニーの角に、
残っていました。

このリパリ島の人々にって、
“不幸や災害から守ってくれるお守り”
と、教えてくれたのは、
とある雑貨屋のお店の人でした。
お店の中に飾られたバルコニーを指しながら、
「 これはリパリのシンボルなの。 」と。
店内には、このマークリが可愛く
描かれた雑貨が売られている、
素敵なお店でした。
リパリ島のガイドブックでは、
どこにも書かれていない、
町の話を聞くことができました。
でもその人は、3か月前に
リパリ島に来たばかりの新人さんでしたが。
次回もリパリ島をお届けします。
お楽しみに!


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