Calabria -22-
2019/08/29
『 フィウメフレッド・ブルーツィオ ‐1‐ 』
イアリアの最も美しい村 協会認定の村 その⓸ ‐

コセンツァ県ティレニア海沿い、
人口3000人弱の小さな村、
フィウメフレッド・ブルーツィオ。

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前回のチェトラーロと、
アマンテアを訪れる時に
滞在していたところ。

やっぱりこの村も、
海沿いからすぐの、
低い山の上に作られた小さな村。

山道をくねくねと
車に揺られて上っていくと、
途中、楽しみにしていた光景が、
見えました。それは山の谷間の崖の上。
海に向かって腕を広げ、
この山を守っているかのような
白い像が立っているのです。

ここも、
「 イタリアの最も美しい村 」に、
認定されているひとつ。
前回はこちら

村は、古い石畳の建物が続き、
細い路地が迷路のように続くボルゴ。
村よりも大きく、
街ほどの大きさもない、
フィウメフレッド・ブルーツィオです。
まだまだ日差しの強い太陽でも、
建物の間の日影を歩けば、
心地よい9月の上旬。
あっという間の村の散策の中、
素晴らしかったところが2つ。
1つ目が、
トッレッタ広場。
ここは、最も見晴らしのいいところと言われ、

ここから眺める景色が、
こんな感じ。

毎日のように眺めていた海ですが、
それでもその都度、
感動させられる、
それぞれの海岸の景色です。

そして、2つ目が。
ここから山の斜面側に見える、

お城の後。
9〜10世紀に
サラセン人によって破壊されたこの村。
その後、
ノルマン人によって再建され、
外敵から守る為に塔が築かれ、
城や城壁が建てられたそうです。
それも、
1807年にナポレオン軍によって、
破壊されてしまい、
今、こうした姿で残っています。

天井もなく、
剝き出しの壁があるだけのお城。
案内人のエリさんから、
地元で伝わる、
お城のお姫様の、
ここに仕えていた使用人との、
身分違いの悲恋話を聞き、
この街の歴史を感じるひと時でした。
村の名前は、
『 フィウメ=川、フレッド=冷たい 』。
とある岩から湧き出す冷たい水が、
村の中を流れ出す。
‘ブルーツィオのフィウメフレッド’、
そう呼ばれてきたそうです。

次回は、村ごとホテル?!
“アルベルゴ・ディフーゾ”について
お伝えしたいと思います。
ぜひ、見てください‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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