Calabria -25-
2019/09/27
『 ディアマンテ 』
‐ 唐辛子で有名な町 ‐

コセンツァ県ティレニア海沿い、
‘ダイアモンド’と名のつく、
ディアマンテ。

*カラブリアについてはこちら
*旅のコーディネーター、エリさんについてはこちら

*旅の行程についてはこちら

フィウメフレッド・ブルーツィオで、
料理教室を経た後、
車を走らせて約1時間。

前回はこちら

町に近づくと、
赤唐辛子がたくさんお目見え。

それくらい唐辛子で有名なディアマンテの、
一大イベント、
『 PEPERONCINO FESTIVAL 』
“ペペロンチーノ祭り”
に行ってきました。
(詳しくは写真をクリック!)
1992年から始まった、
“唐辛子祭り”。
世界中にカラブリア特産‘唐辛子’を
広めようと活動している
ペペロンチーノ協会が主催し、
毎年9月上旬に開催されています。
今回、私達の旅程に、
グッドタイミングということで、
エリさんが日程に組み込み、
訪れることができました。

混雑を見込んで、
6時ごろ到着。
それでもやっと見つけた駐車場から、
ディアマンテの旧市街地まで、

途中、小さな島を横目に、
歩いて散策。

歩きの苦手な人には、
こんなとろとろ電車や、
シャトルバスも走っています。

さて、
小高い丘の上の旧市街地。

少しずつ陽も落ちかけ、
海の風も心地いい時間。

お祭りにはまだ早いと、
アペリティーヴォを飲みながら、

ティレニア海に沈む夕日に、
旅の忙しなさも忘れるひと時でした。

暗くなった8時ごろ。
人が出だし、
賑やかさが増してきました。
人にもまれながら、
メインの通りまで。
祭りの中心となる、
露店の並ぶ通り。
この人だかりに、
テンション上がりますが、
スリだけは気を付けて、
エリさんに付いていきます。
露店には、
ンドゥイヤ(中)をはじめ、
炭をまとって熟成されたチーズ(左上)や、
ベルガモット(中上)、
リクィリツィア(リコリス)の飴(右上)、
カッリポ社のコーナー(左中)、
赤玉ねぎ(左下)、
コセンツァ産ポルチーニの乾燥(中下)、
唐辛子入りチョコ(右下)
など、
他にも、チーズにサラミに、
ジャムにと、
カラブリアの自慢の品々が
多彩に集まっていました。

フードコーナーも充実。
エリさんおすすめの、
ポルケッタのパニーニも美味しく、
イタリアでのお祭り体験に、
とても満喫できました。

さらに、“ピッタンピリアータ”を発見。
これは、
カラブリア名物の、
レーズン、ナッツ類、
ハチミツ、シナモンなどを、
たっぷりと生地の中に詰めて、
くるくる巻いて、
まるでバラの花のように焼き上げた、
クリスマスの焼き菓子なんですが、

私達は、カラブリアに来るまで、
カラブリアのお菓子といえば、
“ピッタンキューザ”だと思い、
是非食べたいと、
道中エリさんに話をしていました。
が、
「 それは、カラブリアに来たからといって、
  どこでも食べれるわけではありません。
  ピッタンキューザと呼ばれるお菓子は、
  カタンツァーロ県辺りのお菓子で、
  私達の街(コセンツァ)では、
  ピッタンピリアータって言うんですよ。
  それに、基本、クリスマスの時期の
  お菓子なんですよねぇ。 」
なんて、
さすが、現地に来たからこそ、
知れたカラブリア情報。
どこかで食べれたらいいなぁと。
思っていたら、

このお祭りで出会い、
味わうことができました。
舞台もあり、大盛り上がり。
私達が帰る10時ごろ。
福井ならもう閉店のこんな遅い時間でも、
まだまだ人がやって来る。。。
このお祭りは、
‘Fino a tarda notte!’。
とにかく、
遅〜くまで賑わっているのです。

子供から大人まで、
大はしゃぎの唐辛子祭り。

私達の2018年は9月5日〜9日。
今年は、9月11日〜15日の間、
開催されていました。
来年は、いつになるか、
興味ある方は、
ぜひエリさんの方へ!

ディアマンテ
もう一度行けるなら、
お祭りのない日常の街を
歩いてみたいです。
だって、美しい壁画が
あちこちの通りに点在する
素敵な旧市街地のようですから。

ようやく前半が終わり、
次回からは、
濃厚な後半の旅模様が始まります。
ここがカラブリア!?
みたいな面白い町を、
ご紹介させていただきます。
ぜひ、見てください‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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