Calabria -26-
2019/10/04
【 アルブレーシュ編 No.1 】
『 “アルブレーシュの村”について 』

私達が初めて旅した、
カラブリア州。
これまで、
ティレニア海の州の中部から始まり、
南のレッジョ・カラブリアへ下り、
イオニア海を廻って、
再び、ティレニア海に出て、
州の北西部を紹介してきました。
今回からは、旅の後半部。
カラブリアのもう一つの顔、
アルブレーシュの独特の文化を
お届けします。

前回は、こちら

*カラブリアについてはこちら
*旅のコーディネーター、エリさんについてはこちら

*旅の行程についてはこちら

さて、カラブリア州は、
Cosenza コセンツァ県。
その最北部、
隣接するバジリカータ州を
またぐように広がっている、
POLLINO ポッリーノ国立公園。
イタリア最大の国立公園ともいわれる、
自然の厳しいこの地域に、
“アルブレーシュ”と呼ばれる
少数民族が住んでいるというお話です。

「 アルブレーシュ 」とは。
アルバニア系イタリア人のこと。

‘アルバニア人’の他、
彼らの話す‘アルバニア語’や
アルバニアの文化を指す
言葉でもあります。

600年ほど前に、
オスマントルコの侵略の際に、
バルカン半島から逃げてきた
人たちのことです。

彼らが辿り着いたポッリーノ山。
ここは、険しい岩肌が多く、
故郷の景観に似ていたことから、
土地を買い、定住したとか。

また、イオニア海が見える、
この地から、
その先にある祖国に思いを馳せる
ことができたようです。

それは、約30もの村々が存在。
彼らは、男女が平等に働いて
生活をしていたため、
男女の社会的役割が分かれる
イタリア人たちと、
深く関わることがなかったといいます。
そのために、
それぞれの独自の文化や風習が
守られ、今に伝えられているという。

今回は、その中から、3つの村を訪ねました。
1つ目が、‘A’のLUNGRO ルングロ。
2つ目が、‘B’のSARACENA サラチェナ。
3つ目が、‘C’のCIVITA チヴィタ。
この地に足を踏み込むまで、
全く分からなかった、
移民の文化について。
エリさんが見せてくれるもの、
伝えてくれるもの、
全てが、それは興味深いものでした。
さらには、
食に対するこだわり方や、
人とのふれあいに、
たくさんの感動を覚えてきました。

もっと詳しく知りたい方は、
エリさんのコラムが掲載されている、
「 イタリア好き通信 」をぜひどうぞ。

では、次回は、
めちゃくちゃ楽しかった
ルングロでの、
アンナさんの料理教室の模様を
お伝えします。
ぜひ、見てください‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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