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● ‘17 シチリア東部の旅 −37−
Sicilia-est -37-
2018/06/27
‐東シチリア周遊 15‐
『 ノート 』

シラクーサ滞在中の
‘日帰り4か所、弾丸巡りツアー’、
4つ目のノート。
前回はこちら


シラクーサ県ノート。

ここは新しく作られた町。
地震で壊滅する1963年までは、
ここから北西10kmの場所にありました。

イブレイ山地の南山麓に建てられ
斜面に位置するノートですが、
私達が訪れたのは平坦な道が続いた、
町の中心の位置。



ここノートも、
世界遺産
『 ヴァル・ディ・ノートの
 後期バロック様式の町々 』

に登録されてる町の一つ。
訪れれば、どこよりも
美しいと称賛される町の風景に、
出会えることでしょう。

さて、町のメイン通りは、
ヴィットリオ・エマヌエーレ通り。
レアーレ門から始まります。


1838年にブルボン家の
フェルディナンド2世という人を
称えて建てられたという、
ポルタ・レアーレをくぐり、

そう大きくもない、
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りに。



少し歩けば、素晴らしいバロックの街並みが
始まります。
まずは右手、階段上に、サン・フランチェスコ・
アッリンマコラータ教会。


さらに、その先へ進めば、
右手に見えてくる広がる階段。

3つのゆったりとした
踊り場のある大階段を登れば、
素晴らしいノートの大聖堂、
サン・ニコロ聖堂です。
完成は1772年ごろ。
左右の鐘楼を持つ、
幅広に作られたファサードが特徴的。

実は、1996年春、
このファサードだけ残し、
クーポラと天井が崩壊したという話。
修復は進まず、2007年ころまで、
この素晴らしい教会は、
覆われたままだったそうです。
(6年前の地震が原因という
 悲しい出来事でした。)



さて、大聖堂の前の市庁舎も
見ものです。ドゥチェツィオ館。
ここは、ポルティコと呼ばれる
壮麗な前廊を構えています。


ここまでで、十分なくらいに、
ノートの町を堪能できますが、
まだ面白いところがあります。

それは、ドゥオーモの左横の
小さな広場のモニュメントを見たら、
次の道を右へ。


ニコラチ通りに面して建つ、ヴィッラ・ドラータ館とも名乗る、
ニコラーチ館。

正面のバルコニーに注目。
それぞれに、
それぞれの顔をした、
それはグロテスクな彫刻が施された、
装飾の凝ったバルコニーが
飾られています。

ここは、かつて、裕福な貴族、
ジャコモ・ニコラーチ男爵によって
建てられた館。
内部の贅をこらした姿を覗けば、
映画『 山猫 』を彷彿される、
貴族の生活の面影が見えて、
シチリアの歴史を感じることが
できるでしょう。



最後にご紹介するのは、
ノートでの一番の目的だった、
パスティッチェリア
「 カフェ・シチリア 」へ。

ニコラーチ通りから、
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りに
戻れば、すぐ角の店。


シンプルな店構えですが、
これまたすごいお店。
シチリアといわず、
世界的にも名を馳せる、
シチリア菓子の名店です。
奥にカフェスペース。
そして、ショーケースには、
シチリア名物、カッサータや
カンノーリを始め、
ビスコッティが勢揃い。
ここは、添加物や着色料、
保存料などを一切使わず、
天然素材のみで
作られるお菓子ばかり。

1892年創業の老舗店、
パスティッチェリアで、
楽しいお買い物ができました。



私達が訪れたのは、
5月の第4日曜日。
その1週間前に、
ここノートで、
「 インフィオラータ 」と呼ばれる、
毎年恒例の行事、
‘春のお祭り’が行われます。
それは、ニコラーチ通りに、
花の絨毯が一面に敷かれるという。
興味ある方は、こちらを覗いてみてください。
ドローンによる花の絨毯の映像が
見ものです。



次回も見てください!



も宜しく!

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● ‘17 シチリア東部の旅 −36−
Sicilia-est -36-
2018/06/22
‐東シチリア周遊 14‐
『 ムーロ・ア・セッコ 』

シラクーサ滞在中の
‘日帰り4か所、弾丸巡りツアー’。
4つ目のノートです。
前回はこちら

今回は、モディカからノートへ移動中に、
車窓から見えた、
不思議な光景のお話。



それは、小高い丘に、
たくさん連なる石。
それが、ごつごつごろごろではなく、
一直線に綺麗に並んでいる石の積みものです。

何かの遺跡跡か、
お墓のようにもみえましたが、
こっちでは、誰かのお家の塀垣のように、
整然と並び積み上げられてる石の壁。


ツアーコンダクター、
佐藤レイ子さんによると、これらは、ラグーザ地方で見られる、
『 ムーロ・ア・セッコ 』。
訳して、“乾いた壁”。


いつの頃からの話か解りませんが、
昔、土地を耕した時に、
土の中から出てきた石を、
槌で叩き割り形を整え、
セメントなどを使わず、
こつこつと積み上げて作った
石垣だということ。



この石垣によって、
農民同士の土地の境界線となり、
家畜を守る柵としても
機能していたんだとか。

これは、ラクーサ県で見られる
光景だということです。


そして、ラグーサ県から、
シラクーサ県に。

この道中に、また珍しいものを
見ることができました。

カッルーボの木。
‘カッルーバ’と呼ばれる、
豆が実る木に出会いました。
これがカッルーバ。
今回の旅で、
買ってきたカッルーバです。

日本語でいうとイナゴ豆。
このように茶色く熟成して、
木にブラブラとぶら下がってできます。

南イタリア、特に、
ラグーサではよく見かける植物です。

豆と言っても、中の豆は食べず、
この鞘の部分を使います。
乾燥されて固くなっていて、
そのままでは私達は食べれません。
これを、
ローストしてパウダーにしたり、
シロップになったり。
体にいい自然の甘味料として、
使われています。
(いつか、詳しくご紹介できたらと
 思います。)



シチリアに行くならぜひ欲しいと
思っていたカッルーバです。
でも、なかなか店頭で見つけることができず、
シラクーサの市場をまわっている時、
お店の人に尋ねてゲットできました。
「 うちにあるよ。 」と、
どこかのお店の人が、
奥から出してきてくれたのです。



大急ぎの車移動の途中で、
この地方の文化や歴史に、
ちょっぴり触れることができました。
来てよかった、
ヴァル・ディ・ノート周遊の旅。


まだまだ続きます。
次は、
さらにささに美しい町、
ノートをご紹介します!!!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −35−
Sicilia-est -35-
2018/05/24
‐モディカのリキュール‐
『 ソコリック 』

『 XOCOLIC 』。

前回紹介した、
モディカの老舗菓子店、
“ボナユート”で見つけた
チョコレートのリキュール、

それもペペロンチーノ風味。


ペペロンチーノ=唐辛子風味。

濃厚なチョコレートを
‘美味しい’と味わってると、
口の奥でピリッ!

アルコールのピリッ、
かと一瞬思いますが、
それは、唐辛子の辛味。
だけど、口の中は、
チョコの甘さでまったり。
不思議な、しかし、
美味しいリキュールです。


アステカ文明では、
チョコのことを、
‘Xocoàtl’=ソコアトル、
と言ってたそうです。
そこからついた名前の
リキュールは、
滑らかな口当たり。
決してジャリジャリは
いたしません。


機会がありましたが、
クッチーナでぜひどうぞ!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −34−
Sicilia-est -34-
2018/05/21
‐東シチリア周遊 13‐
『 モディカ 』

シラクーサ滞在中の
‘日帰り4か所、弾丸巡りツアー’。
3つ目のモディカです。
前回はこちら

カルタジローネと同じように、
1693年の大地震で、
バロック様式で再建された町で、
世界遺産の、
『 ヴァル・ディ・ノートの
 後期バロック様式の町々 』

に登録されている町の一つです。


標高300mくらいの山の斜面が、
急流で削り取られ、
2つの峡谷にまたがって
広がってできた町、
という‘モディカ’。


それは、 のモディカ・アルタと呼ばれる、
高台にできた新市街の町と、
それを囲むような形で広がる、
のモディカ・バッサ=低い町の、
2つにわかれています。

そのモディカ・バッサは旧市街地。
1902年に埋められて道路になるまで、
‘ ,鉢 ’は川だったそう。

この日は、旧市街地のここを目指して、
訪れました。


ここは、
1693年の震災後に、
バロック様式で再建された、
モディカ・バッサの守護聖人、
聖ピエトロに捧げられた
‘サン・ピエトロ教会’。

前階段に飾られた、
12使徒の彫像が特徴的。




さて、モディカの目的地、
教会前の小さな路地にある、

『 アンディカ・ドルチェリア・ボナユート 』
さんです。



この町で有名なのが、この、“モディカ・チョコ”


それは、
アステカ文明から伝わる、
不思議な食感のチョコレート。

普通のチョコのような、
滑らかな切り口ではありません。
見た目どおり、ジャラジャラ感。
食べるとまさにジャリジャリ食感。
なんとも不思議な、
小さいころ食べた砂糖菓子を
思い出すような、
そんな味わいのある、
モディカチョコのお話です。


-アステカ文明から伝わるチョコ-とは

13世紀前半〜14世紀前半に、
メキシコ中央で栄えたアステカ文明。
そこは、カカオの大産地でした。
そこを支配したのがスペイン。
新大陸発見と同時に、
スペインがこのカカオを持ち出し、
当時支配下にあったシチリアの中でも、
いち早くモディカに、
このチョコレートの製法が
伝えられたというのです。



今もその製法を守り続け作られている、
モディカ・チョコの材料は、
カカオマス、グラニュー糖、
シナモンかバニラのスパイスのみ。
(現在ではいろんなフレーバーが
 ありますが )
普通のチョコレートに使われるような
材料は使われません。
テンパリングもしません。

カカオの香りを生かすため、
低い温度でカカオを溶かし、
グラニュー糖が融点に達する前に、
火を止め、固められる。
この製法が、
砂糖のジャリジャリ感を残す、
チョコとなるのです。

(百聞は一見にしかず。
ではありませんが、
体感してみれば、
このジャリジャリ感、
絶対、わかります。)


昔は、マターテと呼ばれる、
この石の上で、
石の麺棒を使って、
カカオマスを作っていたそうです。

ショーケースの中の、
当時の雰囲気。



赤がシナモン風味、
ピンクの包みがバニラ風味。
もう一つ、
ペペロンチーノ=赤唐辛子風味、
という、
甘い奥に辛い、
これまた面白い味が伝えられています。


以上、今回の旅のコーディネーター、
佐藤礼子さんの思い出の地でもある、
モディカの老舗菓子店
‘ボナユート’で聞かせてくれた、
歴史あるお話です。




次回もお楽しみに〜!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −33−
Sicilia-est -33-
2018/05/11
‐東シチリア周遊 12‐
『 カルタジローネ郊外 』


シラクーサ滞在中の
‘日帰り4か所、弾丸巡りツアー’。
二つ目は、カルタジローネ郊外のヴィッラ訪問。
前回はこちら


カルタジローネの町を出て郊外へ。


お昼の時間にお邪魔した、ヴィッラ(別荘)は、
イングラッシアさんのお家。
右にたつのが、
シェフのアンジェロさん。
日本に長年滞在していたこともあり、
日本語ペラペラのシチリア人です。

日本でシチリアツアーを企画し、
日本はもちろん、
ここで料理教室を開いたりと、
レイさんと同じく、
シチリアを広めるお仕事を
されています。



さて、
イングラッシア家のセカンドハウス、この辺りは、緑も多くのどかなところ。

家には、あのカッペリが、
自生してたり、

庭にはアーモンドの木があったり。


バーベキューもできたり、

テラスにある、
カルタジローネの陶器のテーブルで、
くつろげたり、
イタリアの生活に憧れてしまう
素敵な別荘です。



今回は、料理教室ではなく、
イングラッシア家の家庭料理を
頂いてきました。まるでレストランのような、
素敵なセッティングで、

用意してくださったのは、地元産ネグローニのサラミ、
ペコリーノチーズ。
リコッタフレスカの蜂蜜がけ、
自家製カッペリのマリネ、
自家製ドライトマトなどの前菜たち。
木樽の中は、
お父様自家製の赤ワイン。



そして、春の野菜‘カルチョーフィ’を使った、
リゾットのティンバッロ。
ソースもカルデョーフィ。
上には、しっかり
ペコリーノチーズがかけられて。
鶏胸のオーブン焼き。
ベシャメルが使われた、
古くは、貴族たちの
贅沢料理だったというお話。


ドルチェに、
カッサレッテ。
リコッタチーズ入り、
レモン風味の揚げ菓子。

そして、何ともイタリアらしい盛り付け、カットフルーツ。

イタリア人は、本当に果物好き。
レストランのメニューにあるほど。
食事の後に、男性が一人、
パイナップル4分の1を
ぺろり。なんてよく見る光景です。

特にシチリアはフルーツの美味しい
町ですから。


今回は、シチリア内陸部の
家庭にお邪魔することができました。
レイさんの旅では、
こんな企画も楽しめます。
皆さんもいかがですか!!



次回もお楽しみに〜!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −32−
Sicilia-est -32-
2018/05/04
‐東シチリア周遊 11‐
『 カルタジローネ 』


シラクーサ滞在中、
‘日帰り4か所、弾丸巡りツアー’から、
一つ目、カルタジローネのご紹介。
前回はこちら



陶器の町、カルタジローネは、
シラクーサから車で1時間半。町への入口は、
Via roma、ローマ通りから始まります。
旧市街地の中心は、
標高600mの丘の上。
高台の町の中へと進みます。



左に、
緑豊富なイギリス式の
市民庭園が見えてきます。
見所はここからスタート。

それは、陶器の装飾がされ、
いろんな絵柄が描かれた壺が並ぶ、
庭園沿いの遊歩道の壁。


庭の隣には、州立陶器博物館。
その表は、一面陶器のタイル張り。


もう少し進めばサン・フランチェスコ橋と呼ばれる、
橋の欄干にもタイルの装飾。



この橋は、丘と丘を繋ぐ為、
17世紀前半に建てられたもの。
橋を渡れば、旧市街地。
ここまで来ただけでも、
“陶器の町”というのを、
しっかり感じます。
さらに、イタリアというより、
アラブの香りを感じます。

それも、そのはず。
9世紀〜11世紀の間、
イスラム・アラブの支配を
受けていたシチリアです。
ここカルタジローネは、
そのアラブ人の拠点となり、
城も築かれた地。
その名残があちこちに残っているのです。




さて、もう少しローマ通りを歩くと、ウンベルト広場に着きます。


その左側に建つのが、青いドームが印象的な、
カルタジローネの大聖堂、
サン・ジュリアーノ教会。
建物は16〜17世紀、
ファサードは20世紀初頭のものですが、

カルタジローネも同じように、
1693年の大地震に遭い、
バロック様式で再建された町。
世界遺産の、
『 ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々 』
に登録されている町の一つです。



天気のいい午前10時半。
木陰で椅子に座って、何することもなく、
お喋りで時を楽しんでいる男衆。
ここにもいました。




そして、カルタジローネを象徴する
場所、サンタ・マリア・モンテ大階段。
(手前の工事で迫力がありませんが)
通称‘スカーラ’と呼ばれる、
高台に向かった142段の大階段です。


私達が訪れたのは、去年の5月。
4月〜5月の間、
この階段に花が飾られ、
とても素敵な風景に出会えます。

さらに凄いのは、階段1段ごとに、
タイルが貼られてること。
それも、絵柄は全部違います。
花や植物、人もあれば、
動物などなど。

この階段、一部は、
エトナ山の溶岩でできていて、
もとは、1606年に、
上の旧市街地と下の新市街地を
繋ぐために造られたんだとか。
その後、第二次世界大戦で壊れ、
1844年に整備され142段となり、
1954年にタイルが貼られたそうです。
最近の話といえ、中には、
1000年前に作られたタイルが
使われているそうで、
なんとも歴史を感じます。




登り切れば、
古くは大聖堂だった、
サンタ・マリア・デル・モンテ教会の前。


そして、振り返って、さらに素晴らしい絶景を
見ることができるでしょう。



“カルタジローネ”という町の名前は、
もともとアラビラ語で、
「 花瓶の花 」という言葉から
きているのだとか。

アラブ人の支配されていた時代、
アラブ人によって、
“マイオリカ”=マヨルカ焼きが
伝えられました。
そして、
ここからイタリア中に広まったという、
カルタジローネは、
マヨルカ焼き発祥の地なのです。


マヨルカ焼きの伝統的な色使いは、
「 青・緑・黄 」の3色。
今では、その基本も残しながら、
新しい色合いが広がり、
素敵な作品が売られています。



それは、スカーラの階段の脇に並ぶ、
ショップや工房で。

店の軒先には、
古くから伝わるシチリアの
‘ポルタ・フォルトゥーナ(幸運を運ぶもの)’の
松ぼっくりの置物や壺。
シチリアの象徴、太陽に、
顔の鉢のデザイン。
これもよぉく見るマヨルカ焼きの作品ですが、
基本は男性。
作られるようになったのには、
(ここでは書きませんが)
怖〜い伝説が伝わるようです。


所狭しと並べられた
作品たち。
割れ物ですので、
お土産には気をつけましょう。



松ぼっくりに、カッレット、
小鉢に、お菓子の型、
そして、シチリアの地図。
こんな素敵な焼き物を見つけてきました。


海のない小さな町、
カルタジローネ。
歴史に触れる素敵な旅が
できることでしょう。


次回もお楽しみに〜!



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2018/04/10
‐東シチリア周遊 10‐
『 シラクーサ  』


オルティージャ島の
カーゼ・ヴァカンツェ・ヴィットリーニ。ここは、
キッチン付きのレジデンスホテル。
部屋ごとに違う内装で、
どれもがメゾネットタイプの広いお部屋。
今回の旅は、
東京と山形から集まった
3組のプチツアーでした。
シラクーサの1夜は、
レイさん企画で、
いずれかの部屋で、
料理を用意して食事すること。

ということで、
前回のメルカートで
買い出しした食材を使って
こんなシチリア料理を
みんなで用意しました。





まずは、あの屋台で焼いていた、大きなペペローネ(色ピーマン)。

周りの皮と種を取って、
オリーブオイルでシンプルに
野菜の甘みを堪能。

チーズやサラミはカットして、
木製のお皿に飾り付け。



イタリアの包丁は切れないので、
ハサミでイカをカットして、
ボイルしてサラダ。


真っ赤なミディトマトも、
サラダにして。
ファーベ(ソラマメ)は、
この日は食べきれず翌実の朝食に。
(作ってくれたのは、
 山形から参加したパティシエのKさん。
 疲れかけた胃が癒された、
 と〜っても美味しいスープでした。)


海老のソテーに、
フィノッキオ(フェンネル)と
アランチャ・ロッサ(赤いオレンジ)
のサラダ。



あとは、オリーヴのマリネと、
ペコラ(羊)のリコッタチーズ、
などなどなど。



全部、シチリアのもの。
いろいろ用意してくれた、
シチリア東部産のチーズやサラミに、
旅中は野菜が不足しがちと、
季節の野菜を中心にしたメニューにて。
オリーヴオイルは、
レイさんのヴェヌス・エ・サルス’`。

シチリアの野菜は美味しい!
ここ、シラクーサ近辺は
エトナ山の恵みを受けた
ミネラルいっぱいの土壌。
味が濃い野菜たちです。



誰もが参加できる、
こんな楽しいツアー、
皆さんもいかがですか?
詳しくは、こちらへ。


次回もお楽しみに〜!



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2018/04/07
‐東シチリア周遊 9‐
『 シラクーサ  』

“シラクーサの市場”。
前回はこちら


オルティージャ島の入口。
青空の下、
野菜や果物たちが色美しく、
活きのいい魚達もたくさん。
他の市場にはない、
珍しい屋台や名物が並ぶ、
シラクーサの市場は、
日曜以外の午前中に開かれています。


まずは、赤・赤・赤。これ全部違う品種のトマトたち。
この界隈は、取れたて
初夏の野菜や根菜が売られています。



グリェルモ・ベルニ通り入口では、
野菜を炭焼きやホイル焼きにして
売ってるお店もありました。


ここでは、ウニの身を取り出し、
小さなプラスチックのコップに
入れて売ってる人たち。
シチリアでよく見る光景です。

珍しいのは、`オストリカ’、生のカキ売り。
レモンをギュ〜と絞って。
なんと、白ワインつきで、
一個2.5ユーロ!!


この屋台は、タコ。ボイルしたタコを、
注文ごとに、小さくカットして、
レモンとオリーブオイルをかけて、
パックに詰めて。

チーズ屋さんでは、`トリコッタ’、
リコッタチーズのオーブン焼き。

その隣には、Burgio ブルジォというお店。
シチリア名物‘ネブローディの黒豚’
のサラミを始め、
ショーケースにたくさんのハムたち。


アーモンドのペーストや、
ピスタチオなど、
シチリア各地の特産を使った商品がずらり。

パンも美味しそうなのばかり!


再び、屋台を巡れば、Miele in Favo。
巣蜜を見つけ、

シチリア東部、南の岬の町、
アーヴォラのアーモンド
エトナ山北西の町ブロンテの
ピスタチオなどなど、
何でも揃ってます。




さて、
このごつごつした柑橘系の果物は、Cedro チェードロ。
実は、顔くらいの大きさがあるという、
シチリアの名物、
レモンのようでちょっと違う、
シトロンです。



最後に、市場の名物!オレンジおばちゃん!
絞りたての美味しい
オレンジジュースを飲ませてくれます。
シチリアに来たら、
一度は飲むべき`スッコ・ダランチャ’。
常温のオレンジの風味が
格別に美味しいの間違いなしです!!!


シチリアを凝縮したメルカートで、
あっという間のお買い物。
ここで買った食材を使って、
この日の夜は、
私達が滞在している、
レジデンスのホテルで、チェニアーモ。

次回は、その模様を
ご紹介します。お楽しみに〜!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −29−
Sicilia-est -29-
2018/03/30
‐東シチリア周遊 8‐
『 シラクーサ  』

久しぶりの旅日記は、
“パピルスの店”について。

前回紹介した、
‘アレトゥーザの泉’から、
Via Capodieci、カポディエーチ通りを
入るとすぐにある、
Galleria Bellemo
ガッレリア・ベッレーモさん。



店先から、
パピルスで作られた紙の作品がずらり。


ポストカードくらいのものから、
A4の大きさまで。
町の風景や、シチリアの名物など、
さまざまな絵が描かれています。



こちらが、パピルスの紙を作る道具。
使うのはパピルスの茎の部分。

作品の大きさに合わせ茎をカットし、
薄く削ぐそうです。これを2世らいの細さにして、
縦に一面、横に一面、
これを2回繰り返し重ねます。
それを、この台の上にのせ、
大理石の丸い重石を
手前に奥にと往復させ、
水分を抜いていくんだそうです。
そして、自然乾燥して出来上がり。

人工糊を使っていない
天然のパピルスで作られた紙は、
くしゃくしゃにしても破けないそうです。
そして、寿命も長い。


古代エジプト時代に作られていた
パピルスの紙作りが、
ここシラクーザでも作られています。
印刷と違い、
手描きされたオリジナルの作品は、
どれもが素敵でした。

私達が選んだのは、
大きなタイプの町の風景と、
小さな木枠に入った、
オレンジにカッレットです。


次回もぜひ見てください!



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● ‘17 シチリア東部の旅 −28−
Sicilia-est -28-
2018/02/19
‐東シチリア周遊 7‐
『 シラクーサ  』

今回は、シラクーサの旧市街地の
観光名所をご紹介。
前回は、こちら


それは、 アルテミスの噴水
 アレトゥーザの泉
 マニアーチャ城
 ドゥオーモ
の4か所。


まずは、島の中央に位置する、 .侫ンターナ・ディ・アルテミデ。
‘アルテミスの噴水’。

ピアッツァ・アルキメーデ。
シラクーサ出身、歴史的有名な数学者
‘アルキメデス’の名がついた広場に、
堂々と構える美しい噴水。

それは、ギリシャ神話の登場人物が
モチーフの彫刻。
中央に立つのが、ニンフのアルテミス女神で、
(ニンフとは、美しい女性しかなれない、
山・海・木・川などの
自然の精のことを指す。)

「 彼女に仕えていた妖精アレトゥーザが、
  川の神アルフィオスに言い寄られ、
  困っているのを見たアルテミスが、
  彼女の願いで泉に変え守ったという。」
そんな伝説に基づき、
女神の右手下にアルフィオス、
その下にアレトゥーザの像が
表現されています。



そして、△離侫ンターナ・アレトゥーザ。
‘アレトゥーザの泉’。

海沿いにあるのに、
真水がこんこんと湧き出る神秘的な泉。
清らかな水には、
鴨やアヒルが泳いでいるという。

ギリシャ神話では、
泉の姿に変わったのはギリシャ本土での話で、
そのアレトゥーザが、
地の底に消え、地中海の底を通り、
ここオルティージャ島に、
再び湧き出たもの。
とされているそうです。



ここで、もう一つ見ることが出来るのが、ふわふわ生い茂る‘パピルス’。
これは、
古代エジプト時代に使われていた
紙の名原料として使われていた水草で、
現代において、
パピルスが生息するのは、
エジプトとここシラクーサだけだとか。
とても貴重な体験ができる泉です。

そして、このパピルスで作られる、
伝統工芸を買うことができるのも、
シラクーサでの楽しみなのです。



次は、島の最南端へ。
ここは、 カステッロ・マニアーチェ。
‘マニアーチェ城’。

潮風が心地よい午後5時。
広々とした城塞前広場にて。

午前中のみ見学可能。


もとは、11世紀初頭、
マニアーチェ将軍が築いた軍の城塞。
その後、13世紀に、
シチリアの王だったフェデリコ2世によって、
大改装された建物は、
アラブの城をモデルとした正方形が特徴だとか。
上空から見るこの光景は、
シラクーサを象徴する一コマです。


そして、最後に、
ぁ.疋ゥーモ・ディ・シラクーザ。
‘シラクーサ大聖堂’。

城塞から北へ、美しいバロックの建物に
圧倒されるドゥオーモ広場。

その中心にあるのが、大聖堂。
噂以上に、荘厳な輝きに、
迫力を感じるドゥオーモです。


シラクーサの守護聖女、
聖ルチアに捧げられた大聖堂です。
紀元前の女神アテナに捧げられた神殿を、
教会に改築し、1693年の大地震の後、
今のバロック様式のファサードに再建されました。
ドゥオーモ内部には、
サンタ・ルチア礼拝堂があり、
そこに、聖ルチアの骨の一部と、
聖ルチアの銀製の像が安置されているそうで、
普段見ることのできないその像は、
毎年12月13日の聖ルチア祭に、
このドゥオーモから運び出され、
本土のサンタ・ルチア教会で
一般拝観することが出来るのだそう。
それは、シラクーサの有名な行事の一つです。

そしてもう一つ。
ここは、古代ギリシャの神殿後でもありました。
内部には、今も、
紀元前5世紀のアテネ神殿の、
モザイクや柱などが、
残っているという、
見応えのある大聖堂です。


大聖堂横のミネルヴァ広場。

大聖堂広場から北に向かって。



そして、反対の南側には、サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会
があります。



町中が美しいオルティージャ島。
シチリアの旅に必須の町、
歴史深いシラクーサです。

次回もぜひ見てください!





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