2014/05/23
Il viaggio di MARCHE ’13 -16-

先週、イタリアへ行ってきたばかりですが、
その前の2013年の旅話の続きです。
まだまだ、マルケの魅力ある町をご紹介したいので、
お付き合いください。
前回までのお話はこちらへ。
マチェラータから、次の滞在先へ。
その途中、ヨーロッパ最大の鍾乳洞を
訪れます。

その名は、Grotte di Frasassi
グロッテ・ディ・フラサッシ。
『 フラサッシ鍾乳洞 』
1971年、ある登山隊が、ジェンガという町付近の山の上を登っていた時、偶然に穴を見つけ、鍾乳洞の存在が明らかになったという。。。
中には、それは見事な鍾乳石や石筍(せきじゅん)を見ることができ、幻想的な美しい洞窟を楽しむことができるのです。

さて、ここマチェラータでも、
旧市街地を出てから町を抜け出す時、
いつものように、道を間違えやり直しでした。
車のナビは反応が遅くて、なお大変です。
いくつかの主要道路に出る標識。
日本みたいに信号はなく、
ロータリーをぐるっと回って、
目的地に向かいます。
標高300m台の山が続く道中、
ヴェルディッキオの生産地で有名な、
Matelica マテリカを通ります。
およそ1時間。
‘ジェンガ’と‘フラサッシ鍾乳洞’の標識で、
国道を降りると、すぐにジェンガ駅。
そして、その前に、大きな駐車場広がり、
チケット売り場やお土産屋さんが並んでいました。
チケットは一般コース、
英語か伊語のガイド付きで70分。
広場から混み込みのシャトルバスに乗って、
600m先の現地へ。
この辺りは、1997年に指定された、
『 ロッサ・フラサッシ峡谷州立公園 』。別名‘マルケの心臓’とも呼ばれています。
バスを降りて、ガイドさんに急かされてゲートへ。ここからは、撮影禁止。
そして、この先を進むと、
まるでシェルターのように、
頑丈ないくつもの扉を超え、
(外からの空気、雑菌、温度をシャットアウトするため)
暗闇の中へと入ります。
体感温度も下がり、わくわく感、満載です。
最後の扉からは、未知の世界へ。
鍾乳洞内1.5kmのコースは、
5つの部屋(洞窟)に分かれていて、
それぞれに違った世界を持ちます。
それはそれは、
口では表せない神秘的な美しい世界。140万年前の鍾乳石が今でも成長し続けてるとか。
ライティングによって幻想的な鍾乳石は、
巨大な蝋燭のような形だったり、
プロッシュートやパンチェッタに似ているとの
説明があったり、
楽しませてくれます。
なんといっても素晴らしかったのは、
池のように溜まった水に、
天井からの鍾乳石が反射され、
水の奥底に、
もう一つの世界があるような、
地下深くに洞窟が広がっているような、
なんとも簡単に説明の出来ない、
驚きの風景でした。
町の歴史ある建物とは違う、
自然が作りだした造形。
本当に素晴らしいです。
一昨年は、チヴィタ・ディ・バニョレッジョ
去年は、フラサッシ洞窟。
今年は…。
知られざるイタリア、
これからもお伝えしたいと思います!!!
ちなみに、この洞窟、
完全武装で3時間コースもあるそうです。
きっとスリリングを味わえることでしょう。
ぜひ、近くにお出での際は、
ぜひぜひ、訪れてみてください!
続きも見てくださいね!!!
クッチーナのH.Pはこちらへどうぞ!

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