Sicilia-ovest -21-
2016/02/02
‐マルサラ その1 ‘塩田見学’‐。
前回は、こちらへ。
トラーパニ県は、
イタリア一を誇る海塩作りの町としても
有名なんです。
それは、トラーパニ市からマルサラ市にかけた、
沿岸沿い。

私達が訪れたのは、レイさんのアテンドで赤丸のところ。『 エットーレ・エ・インフェルサ 』。
2千年前から始まったと言われる塩作り。
今でも、ほぼ変わらない製法で、
作られているそうです。
この日は、イタリアの子供達も、
訪れていました。

門を入ると、真っ直ぐの道の先に風車小屋。
左右に塩田が広がります。
この左の水路は、モツィア島行きの船が行き来します。

私達が立っている赤い矢印。
この先にあるのが、その
Isola di Mozia モツィア島。
ここは、紀元前8世紀に、
フェニキア人が町を築いたという、
小さな島なんですが、
博物館で発掘された遺跡が展示されたり、
島内を歩けば、紀元前の足跡がたどれるという、
人気のある観光地なんです。
カルタゴ(現チュニジア)から近いトラーパニ、
交易の中継地点となったモツィア島。
そして、
マグネシウムやヨードなどの
天然成分が豊富な地中海に面し、
そして、風と気温、湿度と三大要素が備わった、
この地域に目につけ、
フェニキオ人が塩づくりを始めた、
と伝えられています。

風車小屋の中は、現在はショップ。
そして、古い道具などが展示されている部屋と、
塩作りの映像を見ることができます。
さらに、二階からは、
塩田全てを一望することもできるのです。




塩作りが始まるのが3月下旬からなんですが、
塩の収穫が始まる頃は、
この田んぼも塩で真っ白に。

7月も過ぎれば、
この道には、たくさんの白い塩の山。

(写真をクリック!
 レイさんが書いた、詳しい塩作りのお話や、
お給料‘サラリー’の語源について見れますよ。)


次回はマルサラ市のお話。
ぜひ、見てくださいね!!!
クッチーナのH.Pはこちらへどうぞ!

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