Sicilia-est -24-
2018/01/27
‐東シチリア周遊 3‐
『 カターニア ③ 』
『 トラットリア・ダ・フィオーレ 』
レイさんの東シチリア周遊の旅、
1日目`カターニア巡り’の最後は、
ここでプランツィアーモ(昼飯タイム)。
前回はこちら。
前菜は、野菜づくしの盛り合わせ。
茄子のグリルのたっぷりチーズがけや、
ジャガイモのトマト風味に、
カポナータ、
ビエトラ(たぶん)のごった煮、
そして、シチリアチーズ。
パスタ3品。
コンキリエ(貝殻の形をしたパスタ)、
リコッタチーズソースや、
そして、こちら、“ノルマ風”。
『 最高! 』とも名のついた、
トマトソースを絡めたパスタの上に、
揚げた茄子をのせ、
た〜っぷりの摩り下ろした
リコッタ・サラータ(リコッタチーズの塩漬け)、
バジルがのった料理。
シチリアの夏の恵みがぎゅっ〜と
詰まった一皿です。
カターニア名物のこのパスタ、
実は、カターニア生まれの
オペラ作曲家ベッリーニの代表作、
『 Norma ノルマ 』から
由来した名と言われています。
1831年ミラノ・スカラ座で初演された、
ベッリーニのオペラ『 ノルマ 』。
これが、ベッリーニの最高傑作と謳われ、
カターニアの人々は、素晴らしいものや、
美味しい物には、
「 まるでノルマみたいだ。 」
と言うようになったそう。
そして、説によると20世紀初めころ、
同じくカターニア出身の、
ある有名な映画監督が、
これまた演劇界で有名な知人のお家で、
このパスタを出され食した時に、
あまりの美味しさに、
「 お〜! ノルマ〜!」と叫んだことから、
このソースのパスタが、
『 ノルマ風 』と呼ばれるようになった、
というお話です。
さて、メインには、カターニア名物、
馬肉のインヴォルティーニと、
最後に、た〜っぷりグラニュー糖がかけられた、
リコッタチーズのフリットをいただいて。
堪能いたしました。
さて、次は、エトナ山麓の
ワイナリーへと向かいます。
お楽しみに!!!
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