私達の旅の目的は、「郷土料理を食べつくすこと!!」
それは、再発見であったり、新発見であったり。
前回の続き、2日目のジェノバでの夜のRistolante(レストラン)の
内容です。
ある程度、出発前の日本で、行きたいレストランを調べて行く私達ですが、
現地に着いたら、まずは本屋に立ち寄り、最新のガイドブックをチェックします。
更に、地元の食材屋さんや、ホテルの人に、おすすめのお店を聞きながら、
確実に郷土料理の食べれるお店を選びます。
そこで、古くから続く、老舗の「Zeffirino ゼッフィリーノ」さんへ、
ホテルから予約をしてもらい、行ってきました。
通りを入ると、石の看板?がどーんと迎えています。
そして右横に階段があり、2階の入り口へと続きます。
まずは、Spumante(スプマンテ)と、Szuttuchino(付き出し)がでてきました。
Fiori di Zucchini fritti(ズッキーニの花のフライ)と、
Polenta alla griglia(ポレンタのグリル)。
北に隣接しているピエモンテ州は、山に囲まれ海に面していません。
そこで、リグーリア州から塩や海産物、オリーブなどが届けられた昔、
物々交換に、ピエモンテ州の産品が運ばれ、今でもその名残りが料理に残っています。
ポレンタもその一つ。
「Allora,che cosa mangiamo? (さて、今日は何食べる?)」
三人でメニューを選び、それぞれの担当を決めます。
まずは、Cameriere(給士人)に地元産のおすすめ赤ワインを選んでもらいました。
Rossese di Dolceacqua(ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア)
ドルチェアクアという町のロッセーゼ種のワインです。
サン・レモの北西に位置し、フランスの国境近い町(赤マークのあたり)で
作られたワインです。
さすが、バシルペーストにもしっかりあう味でした。
その土地の料理には、その土地のワイン。鉄則です!
さて、本題の料理です。
オーナー田中の注文は、
Minestra alla Genovese(ミネストラ=野菜のスープのペーストがけ)
特産バジルのペーストがたっぷりかかった野菜スープ。
スープにまでかけるなんて、びっくりしました。
でも、とっても美味しい!
そして、Porcini e patate al salto(ポルチーニとジャガイモのソテー)
ここにも、リグーリアというより、ピエモンテでよく使われるポルチーニが使われています。

次は、マダム田中のオーダー。
Insalata di Paradiso(楽園のサラダ)
よく、メニューで使われる言葉。
Paradiso(パラディーゾ)=天国や、Golfo(ゴルフォ)=湾。
自分達の自慢の海を表す言葉なんでしょうね。
Primo(プリモ)に、Lasagna al pesto(ラザーニャのペスト和え)
別名Mandilli(マンディッリ)と言ってたような。
幅の広めのパスタです。ジェノヴァのパスタはどちらかというと、
ツルンとした食感が特徴。それは、卵が使われないパスタだからでしょうね。
そして、Al pseto(アル・ペスト)=バシルソースが評判のこのお店。
とても美味しい味でした!
私の担当は、
Orata alla ligure(鯛のリグーリア風)
特産のTaggiasca(タジャスカ)種のオリーヴの実と、松の実、バジル、トマトを
使っただけのシンプルな料理。
魚大好きの私は、丸一匹の魚を、頭の中までも綺麗に、
食べつくしました。(きっと、イタリア人はビックリしたはず・・。)
そして、Dolce(デザート)なくして生きていかれないマダムは、
少しづつの盛り合わせをお願いして、幸せを噛み締め、
お酒担当の、オーナーと私は、食後酒を堪能し至福の時を過ごしたのでありました!
最初に、必ず「Posso fare una photo?(写真撮っていいですか?)」と確認をしますが、
3人を撮ってあげる! とか、大御所シェフが来て、一緒に写真とろうとか、
気さくな方たちでした。
よくよく聞いていると、今までに、日本からイタリア料理を勉強に、
かなり来ているらしく、慣れているみたいでした。
更に、後ろのテーブルの地元のマンマから声をかけられ、
こんなつたないイタリア語でも、会話を楽しませていただきました!
こんな感じが、イタリアなのです[:ハート:]
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