前回から始まった自家製パスタのカテゴリ。
夏メニューになった今、おすすめから少しづつご紹介していきたいと思います。
2回目の今日は、『orecchiette オレッキエッテ』。
「小さな耳」という意味を持つ、おはじきみたいなかわいいパスタです。
・・・その前に、耳のイタリア語は“oreccio(オレッキオ)”。
どこの名産かというと、プーリア州。
地図でいうかかとの部分になります。
Semola di grano duro(セモラ・ディ・グラノ・デューロ)=デュラム小麦セモリナ粉。
硬質小麦の粗引きタイプで、南地方のパスタでよく使われる粉です。
このセモリナ粉を使って、ぬるま湯、オリーヴオイルを合わせ練ります。
棒状の形にし、
ナイフで少しとり、
軽く指で押さえながら、ナイフで伸ばし、(拡大!)
さっと裏がえし。
一個一個、気長な手作業です。 が、とっても楽しい!
A proposito(ところで)!
ちょっと、旅話をプラス。
2003年プーリア州に行った時、アルベロベッロの町で、
「ニネッタおばさんのプーリア料理教室」に行ってきたんです。
習ったのが、オレッキエッテ。
ニネッタおばさんの手さばきは目で追いつきません。
ダメだしされる私達。
右の方は旦那さま。
ひとつづつ、きれいに並び直すお手伝い?!です。
(こういうところがイタリアの気質なんですね〜! 下着にアイロンをかけるってやつ。)
そして、これが、ニネッタ。写真の顔はちょっと怖い?
さらに、かっぷくのよさです・・。しかし。
・・・この日、駅員さんに確認した電車が来ず、大大遅刻をしてしまった私達。
それでも、怒らず、逆に癒してくれた素敵なニネッタおばさんでした。
また、機会があったら会いたいなぁ。
(あっ、プーリア州の旅話、絶対書きます。気長に待っててくださいね?!)
さておき、できあがりはこんな感じ。
「オレッキエッテ、ブロッコリーソース」
プーリア州を代表する郷土料理の一つです。
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