2008年11月10日〜20日に行った、イタリア‘リグーリア州’
今日15日は、待ちに待った‘ポルトヴェーネレ’です!

前回は、ジェノヴァからラ・スペツィアに移動した日の話でした。
そのラ・スペツィアから、湾を越えた半島の先端が、‘ポルトヴェーネレ’。
この地図でいう、「ラ・スペッツィア」と書いてある‘ィ’の上のところです。

ホテルからすぐの港。

この港からは、‘ポルト・ヴェーネレ’、

‘チンクエ・テッレ’に、

フランス領のコルシカ島への船も出ているそうです。

シーズン・オフのこの時期はとても静かな港でした。

この町は、イタリア海軍の重要な軍港だったこともあり、
いくつもの大砲が、海に向かって立ち向かったまま残されています。

そして、奥に見える山々の左がポルト・ヴェーネレのある半島です。

今日は、リグーリア滞在中で、初めての快晴
なので、素敵な景色を眺めながらの船の旅ができる〜と、

思っていたのですが。

「ポルト・ヴェネーレとチンクエ・テッレ行きは終了しました。2009年春に再開します。」とのことで、

残念ながら、船に乗ることができませんでした。

それならばと、気を取りなおしてバスの旅に。
Informazioni(インフォルマツィオーニ)=観光案内所で、

バス乗り場を教えてもらい、

いざ出発です。

青丸のところから赤丸まで、
湾側のくねくね道を30〜40分走ります。
バスの中は、地元の人たちで一杯でした。
このラ・スペツィア湾は、今もワインやオリーブなどの出荷港として使われており、
バスからも、大きな船が見えました。

そして到着です。
バスを降りると、真っ先に、ポルトヴェーネレの象徴的風景が目の前に!
海岸線に並ぶ、カラフルな家々たち。これぞ、リグーリア。

お昼までには、まだ時間があるので、早速、観光。
右の道を降りていくと、
Piazza Bastreri(ピアッツァ・バストレリ)=バストレリ広場 。
いくつかの塔が立ちはだかる間の
門をくぐると、
Via capellini(ヴィア・カペッリーニ)=カペッリーニ通り。
ちなみに、私が右手をなにげなく突っ込んでいた白い石、
昔、商人がワインや穀物を持って来た時、一部納税するための秤だったそうです。

この町のメイン・ストリートのカペッリーニ通り。

やっぱりここのもシーズン・オフで、

お店はほとんどお休みでした。

通りから一歩入ると、

こんな坂道の細い路地だらけ。

のどかな海の街の雰囲気でした。


素敵だったのが、

お家の表札。どこのお家も可愛い陶器なんです。

それも、一軒一軒、違っていて、

それを見て廻るだけでも楽しいお散歩になりました。

 

そして、半島の先に近づいてくると、
Chiesa di San Pietro=サン・ピエトロ教会
が見えてきました。

次は、
この階段を上った先に、

サン・ロレンツォ教会。
更に、坂を上ると、
Il castello=ドーリア家のお城。

ここからの海の眺めは、それは素晴しいものでした。
また、サン・ピエトロ教会からの海の一望も圧巻でした。

ここポルト・ヴェーネレは
はるかチンクエ・テッレへの始まりの地でもあり、
明日の観光の期待も膨らみます。

余談ですが、
もし、船が乗れたなら、

船からこの半島を見上げることができたなら、

このポルトヴェーネレの特徴である、
12世紀に、海洋王国ジェノヴァの要塞港として生まれ、
今もなお変わらないといわれるその当時の面影に、
更に感動したことでしょう。


次回は、Pranzo(プランツォ)=昼食 です!
ぜひ、見てくださいね!

そして、もう一つ余談ですが、
今日、8月6日はクッチーナの誕生日。
1991年にオープンして、いよいよ今年は19年目に入りました。
そして、20周年もあと一歩となりました。
ここまでこれたのも、皆様のお陰です。
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

クッチーナ・ホームページを詳しく見る

Tags:

Comments are closed

2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
アーカイブ