souvenir di ITALIA ’10 -1-
スーヴェニール・ディ・イタリア’10 -1-


興奮冷めやらぬうちに、
どんどん旅の報告をしたいものですが、
PCのご機嫌が悪くて、中々、進みません…。
気長に写真のアップをしております。
今日は、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のお土産から、
特産品をご紹介!
『 Schüttelbrot シュッテルブロート 』
ライ麦を使った薄くて平べったい、
かっちかちのお煎餅のような歯ごたえを持つパンです。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州でも、
チロル地方と呼ばれる、オーストリアよりの北半分は、
標高1000m以上の山岳地帯です。
そんな山岳地帯では、小麦粉が取れず、
主要穀物はライ麦だったそうです。
それに加えて、冬は寒くて発酵がうまくいかない。
短い夏は農作業が忙しくて、パンを焼いている暇がない。
ということで、昔この地方では、
年に2回しかパンを焼かなかったそうです。
そして、カビが生えにくいように水分が少なく、
長く保存がきくように作られたのが、
このシュッテルブロートなんだそうです。
そういえば!
普通イタリアからパンなんて持って帰ったら、
日本に着いたとたん、
湿気で真っ先に駄目になってしまいますが、
このパンは確かに大丈夫でした。
それよりも、スーツケースの中で、
ばっりばりに割れていたそうです。
ちょっと、材料の説明を。
その前に、よく見ると、
伊語と独語が書かれているんです。
昔、オーストリア領になった影響もあり、
必ず2つの言葉が書かれているんです。
それも、道の名前から、店の看板名まで。
イタリアを感じない町でした。
さて、話は戻って、材料は、
farina di segala ファリーナ・ディ・セガラ ‘ライ麦’
farina di grano tenero ファリーナ・ディ・グラノ・テネーロ 
            ‘硬質小麦’
farina di malto ファリーナ・ディ・マルト ‘大麦’
comino コミノ ‘クミン’
finocchio フィノッキオ ‘フェンネル’
そう、この、クミンやフェンネルのような、
スパイスがいろいろ入ってるのが、特徴なんです。
ほら、粒々が。
私達が通った店で、必ずパンの籠に入っていました。
それも、どの店も、フェンネルの香りがしっかりと。
興味のある方、
ぜひ、シュッテルブロートのお味見をどうぞ!
添加物なし、手作業で作られた伝統ある
『 シュッテルブロート 』です!


詳しくは、クッチーナのアラカルトメニューをどうぞ!

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