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Notice: 関数 _load_textdomain_just_in_time が誤って呼び出されました。colibri-wp ドメインの翻訳の読み込みが早すぎました。これは通常、プラグインまたはテーマの一部のコードが早すぎるタイミングで実行されていることを示しています。翻訳は init アクション以降で読み込む必要があります。 詳しくは WordPress のデバッグをご覧ください。 (このメッセージはバージョン 6.7.0 で追加されました) in /home/cucina1991/cucina1991.com/public_html/wp-includes/functions.php on line 6114
’12 ウンブリア州の旅 -04- – Ristorante CUCINA

2012/11/02
Il viaggio di UMBRIA ’12 -04-

2012年9月10日〜19日、ウンブリア州の旅。
11日火曜日のお昼、リストランテ・ナナにいます。
前回のお話は、こちら
窓の光だけで、とっても明るい部屋。
よく見るとライトがありません。
「 月の明かりでどんな雰囲気になるんかな?」
と話てるだけで、料理が楽しみになってきます。
さて、
前菜からです。
『 Misticanza dell orto con frutta fresca 』
ミスティカンツァ・デル・オルト・コン・フルッタ・フレスカ
フレッシュフルーツ入り、菜園のサラダ

ミスティカンツァとは、野草のミックスサラダのこと。
もともと、イタリアの野菜は、いつも美味しいけど、
更に、味のしっかりした葉野菜で、
オリーヴオイルとバルサミコ酢の味付けに、
オレンジやピンクグレープフルーツ、リンゴにスイカ、
そして桃、の果物の甘みと酸味がとっても合って、
美味しいサラダでした。
もう一つ、前菜。
『 Insalata di pollo primaverile 』
インサラータ・ディ・ポッロ・プリマヴェリレ
若々しい鶏のサラダ

Pollo ポッロ=鶏、Primaverile プリマヴェリレ=春の、若々しいなど。
と名前のついた一皿。 
春でもないし、若々しいって、どんな料理? と、注文。
香辛料や野菜、オリーヴオイルなどで調理した胸肉のスライス。
燻製ではなく、炭で焼いたような香り。
そして、その中に包まれているのは、パンツァネッラ(トスカーナ州のパンのサラダ)。
でも、パンを感じさせない美味しい食感。
不思議な組み合わせのようで、爽やかになる一皿でした。
Vino della casa ヴィーノ・デッラ・カーザ、ハウスワインは、
ウンブリア州モンテファルコのアントネッリ社、
グレケット種の白ワイン。
次はパスタ2品。
『 Ravioli ricotta,patate e tartufo 』
ラヴィオリ・リコッタ、パターテ・エ・タルトゥッフォ
リコッタチーズとジャガイモのラヴィオリ、黒トリュフソース

黒トリュフの特産地、ノルチャ地方をもつウンブリア州。
これを楽しみに来たといっても過言ではありません!
全部の素材が、香りが口の中に広がります。美味しい〜。
『 Maccheroncini di Campofilone alla rustica 』
マッケロンチーニ・ディ・カンポフィローネ・アッラ・ルスティカ
カンポフィローネのマッケロンチーニ、田舎風

キタッラのようなパスタは、
お隣のマルケ州、カンポフィローネ村のもの。
rustica ルスティカ、田舎風の、は、トマトのソース。
まるでノルマ風を彷彿させるように、茄子とリコッタチーズ。
そのチーズ、リコッタ・サラータ(塩をまぶして寝かしたもの)が、
また美味しくて、パスタとトマトの酸味にぴったりでした。
最後の一皿は、お肉料理。
『 Filetto di manzo alla griglia con ratatouille 』
フィレット・ディ・マンゾ・アッラ・グリリア・コン・ラタトゥイユ
牛フィレのグリル、ラタトゥイユ添え

オーナーは、どうしても牛フィレを食べたがります。
それは、日本の刺しの入ったお肉とは違い、
イタリアの牛フィレは、脂身が少なく、しっかりとした肉の味。
これまた、カポナータ(イタリアの野菜の煮込み)ではなく、
フランスのラタトゥイユとは、国際的です。
いきなり、ウンブリア料理こてこてではなかったけど、
これから始まる旅に、まずは、美味しい時間を頂ました。
なにより、聞きたかったのが、「 Nana 」の意味。
そしたら、オーナーが、
この本を持ってきました。
“Zola Nana”ゾラ・ナナ。
フランスの文豪エミール・ゾラが書いた、『 高級娼婦ナナ 』です。
この本が好きでつけたとか。
このナナを調べていたら、大昔に見た記憶のある、
仏映画、ルネ・クレマンの「 居酒屋 」が、同作家の作品で、
ナナは、その続編で書かれたものだそう。
なるほど〜。ぜひ読んでみたい。
帰り際、店の中のかなり古いピアノを見つけました。
頭の中は、1870年代の居酒屋。
ピアノを引く男の人に、踊る女性、騒ぐお客たち、
なんて、一場面が、目の前に。
余韻も束の間、ペルージャの町の散策、再開です。
続きをぜひお楽しみに!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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