2014/01/12
Il viaggio di MARCHE ’13 -6-
前回までのお話はこちらへ。
「 ボンタ・デッレ・マルケ 」。
メイン通りにあるマルケの食材屋さん。
前の晩に通りかかり、興味を持ったディスプレイ。
吊るされてるのは、もちろんこの地方の生ハムでしょう。
そして、‘月見のお団子’のように積まれたお菓子。
店に入ると、お惣菜がたっくさん並び、
その奥にサラミやハムが。
チャウスコロに、ロンツィーノなど、名物サラミたち。
ここもガラスが綺麗に磨かれていて、
前回のお魚屋さんのように、清潔感のあるお店です。
そして、こちら。今日、ご紹介するのは、
Lonzino di Fichi
ロンツィーノ・ディ・フィーキ。
いちじくのサラミです。
スローフードのプレシーディオに認定されている、
マルケの特産の一つです。
“プレシーディオ”とは…、スローフード協会が、存続の危機になっている各地の地食材を保護し、復興を図るものを意図とした活動です。マルケ州にはこの他、5個認定されています。
イチジクの栽培が盛んで、保存食の一つ。
イチジクの葉に包まれ、紐に結ばれた、
中身は、、、。
Fichi 乾燥イチジク、Noci クルミ、
Semi di anice アニスの種、Rhum ラム酒、
Uvetta レーズン、を混ぜ合わせ、
ロンツィーノ(この地方の特産サラミ)に由来した名前通り、
同じようにサラミのように仕上げられている、
マルケ州の伝統的なお菓子なのです。
このままつまむと、イチジクの香りが口に広がり、
そして、粒々の食感、時にクルミ、と、
乾燥イチジクをそのまま食べているのとは違って、
複雑な味わいで、とっても美味しいお菓子です。
食後に、食後酒と共にお楽しみくださいとのこと。
そして、マルケの特産チーズを合わせ、
蜂蜜をかけるのも一つの食べ方と、
マルケのとあるお店で教わりました。
今日はアンコーナで見つけたお菓子のご紹介。
次回は、アンコーナの市場をご紹介したいと思います!
ぜひお楽しみください!
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