2014/03/08
Il viaggio di MARCHE ’13 -12-

9月26日マルケ州の旅3日目。
前回までのお話はこちらへ。
アスコリ・ピチェーノから海岸線を北へ、
Campofilone カンポフィローネ、
という小さな町へ向かいます。
アスコリ・ピチェーノから1時間、
ここから、Fermo フェルモ県。
するとすぐに、町への入口を発見。
国道からは市道10号線、
10分ほどで町に到着です。
「 綺麗な町の通りねぇ。 」
なんて言ってると、
あっという間に町を通りすぎて
しまうくらい、小さな町です。
そして、標高210mの小さな山の上の町。
そこからは、アドリア海が望め、
一方には平野が広がる、
とても穏やかなパノラマ。
それはそれは癒される風景でした。
さて、カンポフィローネの目的は、
パスタ探し。通りに看板を発見。
「 Antica pasta.it 」
 アンティカ・パスタ。
小さなお店です。店内には、この会社のロゴ入りの、
いろんなパスタが飾られています。
ありました。ありました。
カンポフィローネのパスタ、
Maccheroncini マッケロンチーニです。
本当は、マッケロンチーニは、
イタリア語で ‛小さなマカロニ’って、
意味なんですけど、これは違います。
それは(まるでお素麺のように)細〜い、
1本1本が長〜いパスタなのです。
卵がたっぷり入ったパスタ。
でも、水は加えないとのこと。

名物パスタの少ないマルケ州に、ましてやこんな小さな町に、マルケを代表するパスタがなぜ出来たのか?! それは…。
昔、たくさんの卵を産む鶏の繁殖期に、余った卵をどうにか保存できないかと悩んだところ、この町カンポフィローネの主婦が考えたそうです。卵をたっぷり使ってパスタを作り乾燥させ保存したらいい!、と。そして、いろんなパスタを試して作ったところ、極細にしたら、乾燥させても割れずに縮れずに崩れないパスタが出来た!、という言い伝えがあるそうです。

これは、この日の晩に食べたもの。
感想は次回に。
これは、一昨年、
ウンブリア州ペルージャ‘ナナ’で食べたもの。
(今思えば、ここマルケで食べたのとは、
 全く違うものでしたが…。)
町の名前がついたパスタ。
その発祥の町を一目見たくて、
やってきました。
ここで出会ったのはお店の人だけ。丁寧に教えてくれたお店のおばさまと、
左には最後までシャイだったお孫さん。
そして、お祝い用にパスタを選んでいた、
近所の奥様。
Grazie molto gentile!!!ぜひ、続きも見てください!!!
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