2014/04/18
La cucina Veneta
ヴェネト州の郷土料理から、今日はセコンドのご紹介。
この黒いのは、イカ料理です。
ヴェネツィア風イカの墨煮です。
イカスミの料理は、
パスタやリゾットだけではありません。
名前の通り、
イカをスミで煮込んだ料理ですが、
ここでは、メインとしても
楽しむことができます。
そこで、大事なのが、ポレンタを添えること。
それも、ヴェネツィアなら白いポレンタ。
Polenta ポレンタとは、トウモロコシの粉を水で、固く練りあげた、北イタリアの名物。
よく見かけるのは、黄色いポレンタだけど、ヴェネト州やフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州は、白いトウモロコシの栽培地で、名物料理にはその白ポレンタが頻繁にお目見えするのです。
白と黒のコントラストで、
見た目は、・・・だけど、
ぜひ、味わっていただきたい、
ヴェネツィアの名物料理です。
次は、ヴェネツィアの海岸沿いの南、
キオッジャという町の郷土料理。
魚介を白ワインで蒸し煮した、
Casso pipa カッソ・ピーパ。
この地方の方言で、
カッソは陶器、ピーパはゆっくり加熱する、
という意味で、
もともと漁師が、漁の後に、
港で焚き火を起こして、
活きのいい雑魚を煮込んだのが、
始まりなんだとか。
そして、お肉料理から、
Pastissada パスティッサーダ。
ヴェローナ地方の馬肉の煮込み料理です。
馬肉をたっぷりのスパイスと赤ワインで、
じっくり煮込んだ、
パスティッサーダの意味は、
ヴェローナ地方の方言で、
`長時間煮込んだ’だそうです。
この料理にも歴史があります。
そんなエピソードを知るのが、
地方料理の面白いところ。
メニューにも記載して、
ご紹介してますので、
ぜひお楽しみください!
そして、もう一つ、
「 ホロホロ鳥のロースト、
ペヴェラーダソース 」
もおすすめ。
鶏レバーとソプレッサ(ヴェネトのサラミ)の、
ヴィネガー風味のソースで、
ヴェネトへ行ったら、
絶対、味わい料理の一つです。
2006年のヴェネトの旅写真から、
見つけました。
お肉の量より、大きいポレンタ添え。
イカの墨煮の下の倍以上はある
ポレンタ添え。
(残念ながら、写された写真のどれもが黄色でしたが)毎日のように、ポレンタ攻撃を受けた思い出の旅です。
これが、美味しくて、最初はパクパク。だけど、小さな胃の私たちは、帰る頃には大変です。なぜって、後から胃の中で膨れますから!?
でも美味しくて、また食べたいんですね〜。
実は、次のイタリアの旅が…。ポレンタの戦いになりそうです。詳しくは、後日。。。
一つ一つに歴史を感じる、
ヴェネトの料理です。
どうぞ、お楽しみください!!!
クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!
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