Sicilia-ovest -17-
2015/11/02
-料理教室/REIさん その5-。
シチリアの旅話に戻ります。
6月、晴天が続くトラパニ。
レイさんによる料理教室前回の続きは、
パスタ作り。
セモリナ粉に水を合わせてこねた生地。
レイさんの模範を見て、
それぞれに自分の担当分をマキマキ。

作っててわかるのが、
粉と水はもちろん、
日本との気候、特に湿度の違い。
福井だと、木串にひっつきやすく、
ここだと打ち粉も要らないくらい。
さて、“ブジアーテ”の完成です。

南イタリアに多いくるくるパスタ。
(例えばフジッリ・ルンギとかンカンヌラーテとか)
ブジアーテは、古くはブーサという草の茎を、
使っていたことからついた名前だとか。
「 これこれ。これがブーサですよ。」と。
トラパニの海沿いを車で走りながら、
教えてくれるレイさん。
あちこちに生息しています。

では、ソース作りを。ペスト・トラパネーゼ。
木製のすり鉢を使います。
材料は、
赤ニンニク、アーモンド、バジル、トマト。
まずは、ニンニクからすり潰し。

特に、トラパニ近くのヌビアという村の、
ニンニクが有名で、
地下に流れる海水がもたらした、
ピリッとした辛味が特徴です。

そして、バジルとアーモンドを加え、
ペースト状になってきたら、
湯むきしたトマトを少しずつ、
更に潰していきます。
最後に、オリーヴオイルを混ぜ、
塩・胡椒で調整して完成です。
決してミキサーは使わない。
やっぱり、すり鉢で作るからこそ、
美味しいんです。
太陽の恵みを受けたトマトとバジル、
そして、この香り高いニンニクが大事。

収穫が始まると、こんな風に市場で売られています。

まさに、シチリアのいえいえトラパニの、
名物ソースです!
次回は、試食タイムの風景を。
お楽しみに〜!!!
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