Sicilia-ovest -22-
2016/02/12
‐マルサラ その2‐。
シチリア島西部の旅、
最西端のマルサラのご紹介。
トラーパニ県にある6つのコムーネ(市町村)の一つ、
マルサラ市。
日本であまり知られていない土地名ながら、
凄いところ。
イタリア一の塩田を持ち、
次回ご紹介する予定の、
世界に知られるマルサラワインの生産地、
そして、
シチリアだけでなく、
イタリアに於いても、
重要な歴史的な場所。
前回訪れた、
モチィア島の見える塩田から南。
同じくレイさんに案内にて、
港町マルサラ旧市街地の散策です。
マルサラの町を築いたのは、
フェニキオ人ですが、
830年、アラブ人の支配を受けたときに、
アラビア語の「 マルサ・アラー=神の港 」と、
名付けられ、今のマルサラになったそうです。
旧市街入口の、ガリバルディ門。
英雄ジュゼッペ・ガリバルディさんが、
門の前でお出迎え。
イタリア中、どこへ行っても、
‘ガリバルディ’と名のつく通りや広場が、
ありますが、ここは特別。
イタリア独立戦争中の、
1860年の5月11日の朝、
ガリバルディは、
千人隊(別名、赤シャツ)を引き連れて上陸。
シチリアの反乱を援助し、
両シチリア王国を滅ぼし、
シチリア農民の救世主となったそうです。
その上陸先が、このマルサラの港だったのです。
さて、その門をくぐると、
左手に大聖堂のドームが見えますが、
すぐ右にある市場へ。
小さな市場ですが、
地元の人たちの台所。
マグロにカジキ。
他にも新鮮な魚がたくさんです。
トラーパニ同様、海はすぐそこですから、
早い時間は活気があることでしょう。
そして、
大聖堂の前。
レプッブリカ広場が広がり、
厳かなファサードと、
青空が一体化しておりました。
歴史的に知られる街ですが、
小さくて穏やかな雰囲気の
とても綺麗な街でした。
次回もお楽しみに〜!!!
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