Sicilia-ovest -27-
2016/03/31
‐エリチェ その3‐。
山の上の小さな町。
こんな細い路地が続く坂の道。エリチェを歩いていると、
通りごとに石畳の模様が違ってたりして、
素敵な雰囲気です。
そして、お約束の、犬。
日陰はひんやりと気持ちいいみたい。
前回のマリア・グラマティコを訪れた後、
エリチェの町散策を。
サン・ジュリアーノ教会。
ここの山の名前のついた、
聖ジュリアーノの教会。
ファサードはシンプルですが、
教会内は、白壁で綺麗な雰囲気です。
バリオ広場。
そして、ペポリの塔。
ペポリ侯爵によって修復はされていますが、
ノルマン時代の建物。
この塔の先からの眺めが最高。
(ここ、もの凄い強い風が吹き荒れます。
飛ばされそうになるくらいでした。)
まず隣に見えるのが、。ノルマン城。
ノルマン時代に、
岸壁の上に建てられたお城。
古代、地中海の人々に有名だった、
‘ヴィーナス’の神殿があったことから、
ヴィーナスの城とも呼ばれています。
実は、狂信的ヴィーナス信仰の中心地として、
歴史上悪名高かったと言われるエリチェ。
なんでも、
謎のエミリ人が定住したエリチェには、
愛の女神が住むとされ、神殿に寝起きする、
売春婦が行う一風変わった宗教儀式
(神殿売春)が、行われていたそうです。
数えきれない侵略を受けたエリチェですが、
神殿は荒らされることなかったという。。。
今も、城内にはヴィーナスの神殿の跡が、
きちんと残っているそうです。
そして、下をぐぅ〜と覗くと、
トッレッテ・ペポリ。
すごいところに建てられてたもんです。
そして、周りを見渡すと、下界から続く車の道。
私達の下に雲。
サン・ヴィート・ロ・カーポの岬。
年中、霧が出ることで知られるエリチェです。
そして、
日差しが痛いくらいの青空の下ですが、
一歩陰に入ると、
海から吹く風がとにかく冷たくて寒いくらい。
冬は雪が降る時も。
シチリアのイメージとは違う、
幻想的な町でした。
本当に見晴らしのいい場所でした。
トラパニに住んでたら、
きっと、ちょくちょく訪れるんだろうな、
と思う、絶景の場所でした。
まだ、少し、トラパニの旅、続きます。
どうぞ、お楽しみに〜!!!
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