Liquirizia di Calabria
2016/07/20
リクィリーツィアのご紹介。
イタリアの中でもカラブリアが有名で、
特にイオニア海岸沿いは、、
風土が適していて、
良いリクィリーツィアが育つようです。
リクィリーツィアとは、
英語でいうとリコリス、
日本語で甘草(カンゾウ)です。
日本や中国では、
咳どめや鎮痛剤として、
漢方や薬で知られています。
これは、葉と花ですが、
漢方も含め、使われるのが、
この箱の中身、
Radice di Liquirizia
乾燥させた「 リクィリツィアの根 」なんです。
匂いはありませんが、
まわりを削って舐めてみると
甘みを感じます。
イタリアでは、この根を繊維状にして、
すり潰し熱湯に漬けて、エキスを浸出させ、
その液体を大きな鍋で何日もかけて、
煮詰めていくそうです。
(現代はエスプレッソのように、
 蒸気圧で抽出するとも書かれています)
そして、できるのが、
リクィリーツィアのエキス100%の飴。
いろんな形で売られていますが、
カチカチでこんな真黒。
で、舐めると、苦い!
でも、苦さと一緒に、
このリクィリーツィア独特の、
甘さと香りがあって、
口の中に広がります。
これが、イタリア人が好きで、
(子供にも人気があるようで)
イタリアのあちこちで見かけるんです。
他にも、
アニスやチョコレート、砂糖衣で、
コーティングされたものもあったり、こんな長いのも。
これがとぐろのように巻かれて、
売られてるんです。
そして、リキュールも。
カラブリア州特集から。リクィリーツィア風味の、
パンナ・コッタです。
あの甘い香りが楽しめます。
ぜひ、お楽しみください!

クッチーナのアラカルトメニューはこちら!

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