Abruzzo & molise -07-
2016/10/14
‐モリーゼ州カンポバッソ 町の生活‐。
前回は、こちら。
夕方になると、中心地へ繰り出す、
町の人々。
こんな風景はイタリアのどこでも同じ。
みんなちゃんとお洒落して、
夫婦腕組んでお散歩です。
ぶらっと歩いていると、間口、一間半くらいの小さな八百屋。
日本と違って、野菜や果物は、
冷蔵庫に入ってたり、パックされてたりしません。
そして、昔ながらの量り売り。
イタリアには、
こんなお店がまだまだ残っています。
ここは、マチェッレリア。ショーケースに、手作りの
ターキーや鶏、豚の巻き物や詰め物が。
この地域の名物、‘スピエディーニ’串ものも。
(仔羊や豚、ソーセージなど。)
捌かれた鶏・うさぎが飾られてるのは、
イタリアでは普通。
中に入ると、自家製サルシッチャが、
吊るされていました。
こっちは、‘フェガート’肝など内臓入り。
この地方ならではのソーセージです。
サラミなど試食させてもらったけど、
すごく美味しかったです。

とっても穏やかな店主さんでした。
こういう地元御用立つのお店に出会えた時、
旅の楽しさを感じます。

近くにもう一つ、食材屋さんがありました。
地元産をメインに、
いろんな生産者で、豊富な品ぞろえ。
名物お菓子もあります。
自家製のものも。
籠にごろごろと並べられ、、
特価品のようにも見えますが、
この地方の名物ばかり。
これなんかは、ヴェントリチーナ。
アブルッツォにかけて山合いで作られている、
赤唐辛子やフェンネル入りの豚肉のサラミ。
こっちは、パンパネッラ。
モリーゼの町、
サン・マルティーノ・イン・ペンシリスの特産で、
ニンニクと赤唐辛子でマリネした豚のオーブン焼き。
そして、生ハムにパンチェッタと。

ショーケースには、チーズ。南にプーリア州やカンパーニャ州と
隣合わせるモリーゼ州。
カチョカヴァロも豊富です。
ペコリーノチーズも。

お店を巡っていると、
もう町は夕暮れ。大聖堂の前の通りは、
人が溢れだし、みんなお喋りしながら、
ぶ〜らぶ〜ら。
教会の中も人が集まる時間です。
その大聖堂前の広場の横のバールで、遊んでる子供たちを見ながら、
プロセッキアーモ。
もう日本でもお馴染み、
イタリアでは食事前に、
食前酒を飲みながら、
こんなにたくさんついてくる、
おつまみを食べながら、
お喋りタイムなんです。
私達の楽しみは、
散歩している地元の人達を見ること。
友達同士、恋人同士、
子供と一緒に若い夫婦や、
手をつないで歩く老夫婦。
イタリアのどこに行っても、
こんな光景を目にします。
イタリアに来ていることを、
とても実感する時間です。
次回も、ぜひ見てください!!!


クッチーナのH.Pはこちらへどうぞ!!

Tags:

Comments are closed

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
アーカイブ