Abruzzo & molise -19-
2017/02/20
‐ペスカーラ、その6‐。
前回に引き続き、
ペスカーラの食レポです。
今回はこちらをご紹介。
ジャッポさんのすぐ近く、
『 Taverna 58 』
リストランテ・タヴェルナ58さんです。
入口を入るとカウンターがあって、
その奥にテーブル席が。
スタッフが男の人ばかりには思えない、
可愛い雰囲気のお店です。

メニューや看板に描かれている、
お店のトレードマークの絵は、
アブルッツォ出身の画家、
パスクワーレ・チェロンミ氏、
1896年作、
“ネル・カンネート”(藁の中の)。

この日は、ペスカーラまで来てくれた、
フェニーチェフクイの智子さんも一緒に、
楽しみました。

トレッビアーノ・ダブルッツォと、
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、
と共に。

Baccala crudo in insalata
バッカラ(塩つけの干しダラ)のサラダ。
Bocconcino per il Vate
‘詩人の為の一口料理’と題した、
クレープのフォンドゥータソース、サフラン風味。
ガブリエーレ・ダヌンツィオさんの
好物だったのでしょうか?!
Riso venere, pecorino e zafferano
ペコリーノチーズとサフラン風味、
黒米のリゾット。
Scottata di “vitellone palluto”
仔牛と野菜のスコッタータ。
熱い鉄皿に乗せられて。
Pecora della Maiella al tegame
マイエッラ山の羊の煮込み。
そして、デザート。メニューに描かれているように、
ザバイオーネを作るカメリエーレ。
でも私達は、
‘Torta 58 …dal 1980’
と書かれた、このお店の名前入りデザートを。
それは、
シャンティリークリームとスポンジのケーキ。
E、ペスカーラ風パンロッツォ。
アーモンドとチョコの柔らかいケーキ。
メニューには、
ガブリエーレ・ダンヌンツィオのサインが描かれ、
“dolce del Vate”=‘詩人のケーキ’のと説明も。

もちろん、食後種も。チェンテルバ、
ジェンツィアーナ、
アランチャ、の3種。

名前に付いた数字、
それは創業した1958年。
おーナーによると、
昔は、カンティーナとして使われていたり、
戦時中は厩屋として使われていた、
ところなんだそう。
さらに、HPを見ると、
リストランテのあるこの場所に、
古代ローマ時代の遺跡も残っている。
また、地下の一部には、
帯水層があることから、
中世時代、スペイン軍の要塞があった時には、
地下の一部には、貯水庫のような役割を
担っていた場所なのです。

というようなことが書かれているそうです。
(トモコさん監修です…。)
スローフードも掲げられ、
素敵なお店でした。
次回は。
今回登場した、アブルッツォ名物、
食後酒を紹介したいと思います。
お楽しみに!


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