Sicilia-est -20-
2017/11/25
‐エトナ山‐
『 ETNA 』シチリア東部に聳え立つ、
アルプスを除いて、イタリア最大の山。
かつては海だったこの場所にある、
生まれたヨーロッパ最大の活火山です。
前回はこちら

エトナ山マップには、
たくさんの山の名前と、
山小屋が書かれています。
中央の赤いところが、
現在、活動している、4つの噴火口。
これは、20世紀になってから、
15回もの噴火によって誕生したようです。
紀元前693年の大噴火を始め、
記録がたくさん残っています。
大きいものでは、
1169年には死者16000人もの大被害、
1669年3月では10000人が亡くなり、
ウルシーノ城の紹介の際、書いたように、
この時にカターニアは溶岩で埋まってしまいました。
今世紀入ってからも、
2002年・2005年・2007年・
2011年と記録があり、
2015年には噴火高度なんと7000mにも
及んだのだとか…。
今年3月にも噴火したというニュースが、
流れました。

しかし、地元の人にとっては、
火山灰が降ろうが、日常なことで、
むしろ、恵みの山。
火山灰によるミネラル豊富な土壌が、
滋味深い食材を数々生んでいるからです。
それは、オリーヴだったり、
ブドウだったり、果物だったり、
野菜・豆類と。
そして、
1900mまでは車で、
ロープウェイで2500mまで、
ジープで3000mまで、
行きことができ、登山もでき、
冬にはスキーだってできる、
観光客に大人気。
噴火の後は、なお観光客が
増えるそうです。。。
さて、
傾斜が緩やかなエトナは、
カターニアからタオルミーナの間まで
広がります。
2014年世界自然遺産に指定された、
およそ3330m(今も標高の変動あり)の高さは、
2013年世界文化遺産に登録された、
富士山3776mより400mは低いくらい。


今回の旅は、カターニアを拠点とし、
それはそれは幾度と眺めた旅でした。

旅2日目。
カターニアからタオルミーナへ向かうバスから。
旅5日目。
ジャッレの近く、
標高500mにあるワイナリーから。
天候の変わりやすい山の麓。
夕方から雲がかかりだし、
寒くて寒くて大変でした。
翌日、ワイナリーを出発する朝は、
快晴!
噴煙が見えました。
旅8日目。
エトナの西、ブロンテから。
旅、9日目。
再び、カターニア。ホテルの最上階から。
そして、最終日。
同じくホテルの最上階から。

まさに、場所によって違う顔。
日によって違う顔。
ギリシャ神話でも様々な伝説を持つエトナ山。
次からの旅は、
エトナ山を1周したプチツアーのお話です。
引き続き、ぜひ見てくださいね!!!


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