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● ‘17 シチリア東部の旅 −44− – Ristorante CUCINA

Sicilia-est -44-
2018/08/11
‐東シチリア周遊 20‐
『 タオルミーナ ② 』
シチリア東部の旅の最後の訪問地は、
『 タオルミーナ 』。
私達が訪れたのは、
2017年のG7が行われた2日後の、
5月29〜30日のお話です。
前回はこちら
タオルミーナは、
西にエトナ山を望み、
イオニオ海の美しい景観を持つ、
‘シチリア一華麗’と評される
リゾート地。
町は海に沿って高台に建っています。
それは、マウロと呼ばれる400m近い
山の中腹にはりついたように。

ちなみに、G7の開催中は、
この町自体が封鎖されていたそうです。
どこからも入れない、
厳重体制がひかれていました。

さて、観光客で賑わうのは、
小さな旧市街地。
目抜き通りのコルソ・ウンベルトを中心に、
あちこちの路地裏を歩けば、
素敵なショップがたくさん並び、
わくわく楽しい旅になるでしょう。

私達が着いたのは5時。
まだまだ明るい夕食までの
短い時間に町ブラをしてきました。
ここ旧市街には、
中世の時代に建てられた
2つの門が残ります。

まずは、
1つ目の東に位置する、
ポルタ・メッシーナ、‘メッシーナ門’。

古代に作られた城壁の一部を
見ることができるこの門は、
19世紀に修復され、
1808年に、
海沿いの道が開通したのを記念して
作られました。

ここから、、
ウンベルトⅠ世通りが始まります。
門の中に入れば、
人がいっぱい。少し歩くと、
右の広場に、

サンタ・カテリーナ教会。
ここは、前4〜3世紀の起源をもつ、
神殿の跡地に建てられた、
17世紀の教会。
写真にはありませんが、
この隣に、観光案内所がある
コルヴァヤ館があるので、
時間がある場合は、
ぜひ寄ってみてください。

結構、人だかりの道を歩いて、
こんな階段を上れば、

私達が滞在してた、ピッコロ・ジャルディーノ・ホテル、
があります。
かなりいい場所で、綺麗な、
おすすめのホテルです。

それはさておき、
ウンベルト通りに戻り、
真っすぐ進めば、左手に、‘ピアッツァ・Ⅸ・アプリーレ’が
見えてきます。
ここは、見どころ満載。

まずは、広場の左側に、15世紀のゴシック様式の
サンタゴスティーノ教会が建ち、

反対のタウロ山を背にした
こちら側には、17世紀のシチリア・バロック様式の
サン・ジュゼッペ教会があります。

実は、2000年にも
訪れたことがあるタオルミーナ。
記憶ある町の風景の中で、
ここで行われていた結婚式が、
深く印象に残っています。
新郎新婦の姿は写っておりませんが…。。。

さてさて、
昔、ガリバルディが上陸するという、
誤った情報がもたらされた日を
記念して作られた‘4月9日広場’。
この広場の最大の見どころが、
南西のはるかに見える、

エトナ山です。
ここは、海と山を一望できる、
大人気のスポット。
人に邪魔されず、
写真を撮るのに大忙しに
なるでしょう。

そして、もう一つの見どころが、
17世紀に造られた時計塔です。
再建される前は、
メッゾ門と呼ばれていました。
この向こうにある、
ボルゴ地区の入口だったとされています。

時計塔をくぐって、
まだまだ先へ進みましょう。、
その、
ボルゴ・メディエヴァーレ(中世の村の意)へ
入れば、左手に、
この町のカテドラーレがお目見えします。
15世紀にルネッサンスの影響を受けずに、
13世紀の面影をそのまま残しているという、
タオルミーナの大聖堂です。
太陽が落ち始めた夕暮れ時。
教会の中では、
地元の人が厳かに、
お祈りをしている時間でした。

そして、この通りの最後に。
町のもう一つの門、ポルタ・カターニア、
‘カターニア門’です。
町の下を通る、
海岸道路が建設されるまでは、
メッシーナからカターニアを旅する人たちは、
この町を通過していました。
その名残りが、
この門の名前の由来になっている、
という歴史話です。
次回も素敵な観光名所を
お届けします。
ぜひ見てください!

も宜しく!
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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