Calabria -01-
2018/10/08
‐カラブリア州について‐
2018年9月4日〜13日、
カラブリア州へ行ってきました。
実質7日間の研修の旅。
‘旅日記’の1回目は、
「 カラブリア州 」について、
ご紹介いたします。
『 CALABRIA 』
イタリア半島最南端、
ブーツに例えるとつま先の部分。
北にバジリカータ州、
南に、メッシーナ海峡を隔てて、
シチリアへと続きます。
ほぼ、海に囲まれたカラブリア州、ナポリなどに続く、
西海岸にはティレニア海、
プーリアへと続く東側には、
イオニオ海が広がっています。
南イタリアであり、
海に囲まれた町は、
魚介の宝庫ですが、
意外なのは、
海岸から一歩中に入ると、
北東の小さなシバリ平野以外は、
山・山・山だということ。
州の中央には、
アッペンニーノ・カラブロとも呼ばれる、
南アペニン山脈が連なり、
北に、ポッリーノ国立公園、
中央に、シラ国立公園、
そして、
南に、アスプロモンテ国立公園と、
3つの山地から、
山の恵みも受けています。
カラブリア州だけ見ていても、
靴の形に見えます。
それに、なんとなく福井県にも似た、
細長く伸びた土地。
ここは、5つの県からなり、
北から、
Cosenza コセンツァ、
Crotone クロトーネ、
Catanzaro カタンツァーロ、
Vibo Valentia
ヴィーボ・ヴァレンティア、
Reggio Calabria
レッジョ・カラブリア、
とわかれています。
州都は、カタンツァーロ。
しかし、政治的なことは、
コセンツァ、もしくは、
元州都だったレッジョ・カラブリアで、
行われているそうです。
古代、ギリシャ人が、
イオニオ海に沿った町に入植し、
その後、ローマ、
ビザンチン帝国(東ローマ帝国)、
ノルマン・アラブ、
フランス、スペインと、
2000年以上にもわたり、
支配され続けてきました。
さまざまな民族に支配されてきた
5つの県それぞれに、
違った文化や風習が残り、
それぞれの食文化を持ち、
受け継がれています。
日本では、まだまだ知名度の低い、
カラブリア州は、
イタリアの中でも、
観光地化されていない場所。
だからこそ、
旅人の私達を、
素晴らしいホスピタリティ精神で迎え入れ、
自分たちの誇り高き文化を
伝えようとする、
心厚い人達でいっぱいでした。
ここ福井から、
カラブリアの旅、
お届けします。
ぜひ、(気長に)見てください!
も宜しく!
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