Calabria -16-
2019/05/29
『 ジェラーチェ 』
イアリアの最も美しい村 協会認定の村 その② ‐

レッジョ・カラブリア県の
人口3000人弱の小さな村、
ジェラーチェ。

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*旅の行程についてはこちら

「 イタリアの最も美しい村 」。
この著書に、
234の村が紹介されています。
そのうち、
なんとカラブリアは10村。
今回の旅では、
シッラのキアナレア地区を含め、
5カ所を案内していただきました。

さて、レッジョ・カラブリア
から、
ジェラーチェまで120㌔。
カラブリア最南端の山魂、
アスプロモンテ国立公園を横切り、
イオニア海へと走ります。
ティレニア海側の
曇り空の深い山合いの中から、

イオニア海に近づくころには、
青い空に。

GERACE ジェラーチェ。
海から10㌔ほど入り込んだ、
標高470mの卓状の崖の上に
広がる村。
カラブリアの歴史上、
海沿いにある重要な町ロクリ。
紀元前8〜7世紀ごろ、
入植したギリシャ人が、
サラセン人の襲撃から逃れる為に、
この高台に移動し新しく村を
建設したのだといいます。

その途中、
あれが村かと思わせる遺跡も、
横から見れば、それは、
朽ち落ちたジェラーチェのお城でした。
さて、ジェラーチェの旧市街地に入ったら、
Å地点に車を停めて街ブラ。
12〜17世紀まで、
周辺の精神的・文化的中心地となり、
128もの教会があったそうです。
駐車場のすぐ横に
ぽつんと佇む、
サン・ジョヴァンネッロ教会と、

サクロ・クオレ教会。

そして、B地点の
大聖堂。
11〜12世紀にノルマン人に
よって建てられた、
南イタリア最大の広さを誇る、
ロマネスク様式の教会です。

大理石と花崗岩でできた
乳白色の石柱と馬蹄形のアーチが
特徴とされ、
内部は清らかな美しさでした。

そして、
大聖堂の前の広場から、
細い路地へ。
ここは、ビューポイントに続く、
ザレウコ通り。
途中、素敵なお店に出会いました。
『 Sapiri e Sapuri 』
地元の野菜を使った
瓶詰めの加工品たち。
中には、
“ZZINURRA”と書かれた
珍しい名前も。
これは、この地方の方言で、
野生のカルチョーフィなのよ。
と、店のマダムが教えてくれました。

特に面白かったのが、南カラブリアの特産、
ベルガモットを使った商品。

石鹸やバスソルト、
飴にリキュールなどが。
全部が当たり前のように、
手作りで添加物を使っていない
ナチュラルなものばかりが
売られていました。

最後に、
NO FOTOと書かれていながら、
写真撮ってって!と言われたのが、
昔の子供たちの遊び道具だった
木の笛のようなおもちゃ。
車で待ってくれてる
エリさんを気にしつつ、
楽しんでしまったお店でした。
さて、お店を出て、
さらに進むと、
ヌンツィアデッラ教会。

そこを越せば、
ジェラーチェのビューポイント、
サン・ドメニコ通りに。

ここから見下ろすのが、
最高の景色。
向こうにイオニア海、
その海沿いにロクリの街。
そして、少し下に広がる
ジェラチェージェが住む
家並みです。

最後に、陶器の街でもあるジェラーチェ。
ベルガモットをのせた素焼きの
飾りもの。
素朴でこんな素敵なお土産屋さんも
ありました。

次は、スティーロに向かって
ぶっ飛ばしてもらいます。
次回も、ぜひ見てください‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!


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