Calabria -28-
2019/10/12
【 アルブレーシュ編 No.3 】
『 サラチェーナ 』
‐ワイナリー訪問‐
コセンツァ県サラチェーナ。
✙アルブレーシュについてはこちらへ。
前回のルングロから、約30分。
ここの目的は、
アルブレーシュワインの
生産者に会うため。
『 フェウド・ディ・サンセヴェリーノ 』
という小さなワイナリーを
訪れました。
(詳しくは写真をクリック!)
この方がオーナーの、
マウリツィオさん。
長年していた会計士の仕事を辞め、
サラチェーナの伝統ワインを継承すべく、
地元に戻ってきたそうです。
試飲は5種類。左から、
“セスティオ”
グレコ・ビアンコ種100%。
(ビアンコは白という意味があるけど、
ここでは、ビアンコという町の名前を
意味します。)
“ドンナ・マリアンナ”
ラクリマ・ネーラ種80%、
マルヴァジアとガルナッチャ種20%。
“ラクリマ・ネーラ”
ラクリマ・ネーラ種100%。
(“ラクリマ・ネーラ”
‘黒い涙’という意味の名で、
カラブリアで造られているのは、
ここサラチェーナだけだそう。
歴史は、紀元前8世紀、
エトルリア人が運んできたとされる
ブドウです。
いつしか、エトルリア人が北上し、
エミリア・ロマーニャで、
サンジョヴェーゼと名がついた。
ということで、
マウリツィオさんは、
「 ‘サンジョヴェーゼの父’なんです。 」
と話してくれました。)
そして、左が、
“ マストロ・テレンツィオ ”
‐ポッリーノ・モスカート・パッシート‐
モスカート100%の甘口ワイン。
右が、
“ モスカート・ディ・パッシート
アル・ゴヴェルノ・ディ・サラチェーナ ”
マルヴァジア・グアルナッチャ・
オドラカ・モスカート種。
‘ モスカート・ディ・サラチェーナ ’。
サラチェーナで代々伝わってきた
製法で作られる、
デザートワイン。
貴重な希少な味わいです。
今は小さな村でも、
遠い昔は、
貿易の場として重要な位置でも
あったらしく、
土地が豊かなここでは、
ブドウやイチジクが盛んに
栽培されてきたんだということです。
大事にしているのは、
全ての食物は有機栽培。
今は少なくなった作り手、
町を活性化させたいという思いと、
歴史あるワインを伝えたいという思いで、
この土地に戻り、
ワイン作りに精を出している、
マウリツイオさんでした。
サラチェーナのラクリマ・ネーラ、
おすすめ‘カラブリア料理’と合わせて、
ご紹介しています!
ぜひ、お楽しみください。
次回もアルブレーシュの村のご紹介。
また興味深いところです。
ぜひ、見てください‼‼‼
も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!
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