前回から始まった、イタリア旅行記。
(ブログ自体、最近の始まりです)
2008年11月10日〜20日の、リグーリア州の話の続きを。
‘私達の旅の目的’は、なにはともあれ、『郷土料理を食す』こと!
クッチーナでは、旅のまとめとして、州ごとの特別メニューを、
年に2〜3回は、紹介させていただいておりますが、
このブログでは、私達が実際に見た・味わった・知ったものを、
ご報告いたします!
*この地図では、ミラノの下、ジェノヴァって書いてあるあたりです。
フランスを隣にして、海岸線が細長く、トスカーナ州まで続くとても小さな州です。
北地方に属し、ピエモンテ州に隣接といえど、ティレニア海に面したここは、穏やかな気候を持ちます。
まずは、前回の水族館の前に行った、
『アンティカ・トラットリア サ・ペスタ』
かわいい紙製のテーブルマット!
リグーリア州の伝統的なメニュー、Farinata(ファリナータ)。
これは、ヒヨコ豆(エジプト豆)を粉にしたものに、
水・塩・オリーヴオイルをあわせた生地を、専用の薄い型に流し、
石窯で焼いたもの。
豆のホクホク感がしっかりあり、油で焼いたような・揚げたような味わい。
なんともいえない味わいで、やみつきになるファリナータ。
しかし、気をつけないと!
さすが、粉ものですから、お腹がすぐに満杯になっちゃいます。
昔、ジェノヴァの港では、外国から穀物・豆類が頻繁に運ばれてきました。
その時、船の掃除夫が、船底にこぼれた豆を拾い集めて持ち帰り、
作られたのがこのファリナータという伝説があります。
このお店は、特にファリナータが美味しいと評判の店で、
この日も、現地の人が、お昼ご飯にたくさん来ていました。
店先では、窯の火がたえません。
他、イワシの詰め物とタコとポテトのサラダと共に、
ジェノヴァに無事着いた感激を、かみ締めていたしだいです。
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