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Il viaggio di Liguria  ’08 リグーリアの旅 -3- – Ristorante CUCINA

一つの州を決めて行く、年に一回の『イタリアへの旅』
2008年は11月に行った、“リグーリア州”の旅話、第3話です。
10日〜14日は、ジェノヴァのホテルに滞在していました。
ここから、2日目の12日は、電車でレッコという町へ出かけました。
レッコはジェノヴァから、電車で1時間もかからないところ。

小さな町です。

一日目からどんよりとした天気でしたが、今日も相変わらずの雨。
さて、レッコでの目的は、Pranzo(プランツォ)=お昼ごはん!
駅から、Ristorante(リストランテ)=レストラン までの道のりを散策しました。
そこで、リグーリア名物のCanestorelli(カネストレッリ)を見付けました!

早速、試食?!



懐かしい味がします。サクサク? しっとり?
そばボーロ??のようなって言ったら、わかるかなぁ。
この一口で、レッコへの感激度がUP!
こんなかわいいものも発見!mortaio(モルタイオ)=大理石の乳鉢 の小型版。
al pesto(アル・ペスト)=バジリコのペースト に必要な道具で、
リグーリアには欠かせない料理道具です。
思わず、お店の飾り物にお買い物!
更に、雨の中をブラブラ歩き、目的のRistoranteに着きました!
ここでは、‘あれ’を食べに。
リグーリアで‘食べたいもの5位’には入っている料理です。
Ristorante Da o Vittorio(ダ・オ・ビットリオ)


コレです!

じゃぁ〜ん!
Focaccia di recco(フォカッチャ・ディ・レッコ)=レッコ風フォカッチャ

フォカッチャというと、パンで出てくるあの厚みのあるのが普通ですが、
レッコ風は、薄い生地にこの地方のチーズ、クレシェンツァやストラッキーノを
はさんで、焼いたもの。
起源は古く中世に遡るそうです。
なんでも、サラセン人の攻撃を逃れ、内陸部に身をよせたレッコ人が、
持ち合わせた小麦粉を水でのばし、チーズを挟んで石の上で焼いたのが、
始まりと言われているそうです。
直径60cmはあったフォカッチャを、早速、切り分けてもらい、
あつあつをみんな一斉にほおばります。

高温で焼かれた生地はパリッとしていて、中のチーズはとろーりと溶け出してきます。

こんなに、とろ〜り!!

とっても美味しかった!!!
目的の一つを堪能し大満足の私達。
しかし、この店では、まだ味わわなくてはいけないものが2つ。
リグーリアの郷土料理といえば。
奥がTrofie al pesto(トロフィエ・アル・ペスト)=トロフィエのペスト和え
ペストは、いわゆるジェノヴェーゼ=ジェノヴァ風バジルのソースのこと。
バジルと、上にかけられたチーズの塩味は、
パスタと一緒に食べるとなんてやさしい味になるのだろうと不思議です。
手前がPansotti salsa di noci(パンソーティ・サルサ・ディ・ノーチ)=パンソーティのクルミソース
パンソーティは、野菜の詰め物パスタの名前。
クルミのソース、絶品でした!  きっと、忘れられない味となることでしょう!

最後には、オーナーたちが声をかけてくれました。
なんでも、日本の六本木で店をしていたそう・・。(六本木って言ったような・・。)

しばらく喋ったあと、この地方のお菓子、
Camogliesi al rum(カモリエージ・アル・ラム)=ラム酒風味のチョコレート を
ひとつづつくれました。それを手に持っての記念撮影です。

大満足のヴィットリオ!
しかし、今日の旅はこれで終わりではありません。
次の目的地、高級リゾート地として有名なポルトフィーノ岬へ行くこと。
が、残念!  お昼ごはんの途中からの大雨と雷で断念することに。
そそくさとジェノヴァに帰った私達でした・・。
まだまだついてないのか?
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