2011/02/28
Il viaggio di trentino-alto・adige -15-
カレッツァ湖からカナツェイへ向かいます。
前回はこちら。
241号線を東に、
Passo di Costalunga、
コスタルンガ峠を走ります。
見晴らしのいいこの峠は、
初のイタリア運転に加え、
左ハンドルに慣れてない者にはとっては、
ちょうどいい道。
それでも、
中央車線のないカーブは
やっぱり緊張しますが。
この辺りの山は、ごつごつした石灰質の岩肌。
そこに、茂る青々とした緑が
とても対照的です。
ラテマーラ山やカティナッチョの山々も
見えます。
運転も楽しいけど、
この景色も堪能したい。
危険なゾーンです。
さぁ、峠をも抜け街に出ました。
Vigo di Fassa ファッサ渓谷の
山々に取り囲まれた、
ヴィゴ・ディ・ファッサ村です。
カティナッチョの山々への
登山の基地ともなる場所らしく、
ホテルやキャンプ場なども多いそう。
ちょうど1時になるし、
行き止まりの先にあった、
このお店でランチを取ることに。
Ristrantre ・ Pizzeria の看板がたつ、
「 La Grotta ラ・グロッタ 」さん。
店内はチロル風の素朴な雰囲気。
ピッツァでいいよね〜、と言いつつも、
メーニューをみると、
このあたりの郷土料理がしっかりと!
パン籠の中には、
この辺りの名物、
フィノッキ風味のパンも
盛られて。
『 Minestra d’orzo 』
大麦のスープ
独語なら、Gerstensuppe。
まさに、この地方の伝統料理。
『 Spӓtzle bianchi e di spinaci con panna e speck 』
白とホウレン草のスパッツェレ、
スペックのクリームソース
この地方はパスタ料理が
あまりないのも特徴ですが、
その中の一つスパッツェレ。
白と緑のコントラストに、
スペック入りのクリームソース。
優しい味わいで美味しかった!
そして、メインを一つ。
『 Medaglione di capriolo con polenta 』
ノロジカのメダリオーネ、ポレンタ添え
メダリオオーネはメダルの意味からきた、
円盤形にされた、薄切りのお肉のこと。
日本ではあまり聞かないノロジカですが、
前回のサラミ同様、
南チロルではよく食されるノロジカです。
あまり癖もなく柔らく、
美味しいです。
ちなみに、付け合わせの、
ポレンタの量が半端じゃない。
美味しくてついつい手が進むのですが、
かなりお腹にこたえるので、
気を付けないと。
それにしても、観光地ゆえに、
人がたくさん。
でも、ほとんどの人が、
大きなピッツァを一人一枚食べてる感じ。
こんな地元の料理を
食べる人は少ないんでしょうか。
とっても、美味しいのに…。
では、次回もぜひ見てください。
詳しくは、クッチーナのアラカルトメニューをどうぞ!
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