2012/08/08
Il viaggio di Sardegna ’11 -34-

サルデーニャ州特集始まってる中、
こちら、2011年サルデーニャ州の旅話も続きます。
前回のお話は、こちら
サルデーニャ5日目の9月7日(水)、カブラスに来ています。
ボッタルガ工房見学が終わった後、
藤田さんに勧められたリストランテで食事です。
カブラスから、シニス半島のTarros タッロス方面に進むと、
藤田さんの言ってた通り、石の看板を見つけました。
「 Sà pischera è Mar è Pontis サ・ピスケーラ・エ・マール・エ・ポンティス 」
とサルデーニャ語で書かれた、
ボラ漁師の姿が描かれている石碑です。
裏は、この周りの潟にいるフラミンゴ。
整ってもいない場所に無造作に建てられた石碑。。。
しかし、なんともかわいい石の看板です。
さて、その奥に車を走らせると、
カブラスの漁師たちが作った、ボラの漁協組合「 ポンティス漁協 」があります。
ここがお昼の目的地です。
組合の建物があるのかと思っていたら、
辺り一面、藁で囲われたいくつもの池が広がっていました。
海に生息するボラを、ここまで追いこみ、ここで漁をするそうです。
そして隣が、漁協が経営するリストランテ、
ボラ料理づくしの「 ポンティス 」
ここが今日の食事処です。オープンは1時から。
私たちと同じように待ち構えた人たちで、オープンと共に、満席状態。
でも、メニューはお任せで27ユーロか、32ユーロの、2タイプから選ぶだけ。
前菜は、ほぼ同じなので、もうテーブルに用意されています。
藤田さんいわく「 日本人は27ユーロで充分。」
座るなり、心魅かれる前菜は、
Quattro antipasti del giorno scelti della casa
  クワットロ・アンティパスティ・デル・ジョルノ・シェルティ・デッラ・カーザ 』 
     4種類の前菜

手前左、イワシのマリネ、右、ボラのつみれのコロッケ、
奥、タコとセロリ、オリーブのサラダ。
そして、
ボッタルガのムース。
美味しい! 美味しい! 全部美味しい!
特に、このムース、パンにつけながら、ずっと食べていたいくらい。
(ちなみに32ユーロの前菜には、ボッタルガのスライスと、
  ボラの身の燻製が付いているそうです。)
で、パスタは、FregoLa grossa alla marinara フレゴラ・グロッサ・アッラ・マリナーラ 』 
     大粒のフレゴラ、漁師風

ここに来れば必ず出てくるらしい、このパスタ。
魚介のダシが効いています。さすが、美味しい!
噂通り、地元の人以外に、観光客で一杯。
雰囲気もとっても楽しくて、更に美味しい〜。
こちらも名物。ごろごろ野菜。
今日は、赤づくし、トマトとニンジン、ラディッシュでした。
ガリガリ食べます。
そして、メインの
Pesce alla griglia ペッシェ・アッラ・グリリラ 』 
     魚のグリル

モンゴウイカ、スズキの炭火焼に、ボラのボッタルガ風味パン粉焼き。
ボラは卵をボッタルガにするだけじゃなく、
魚の身も食べるんです。これが、ここの名物中の名物。
それにしてもすごいボリュームです。
香ばしそうに焼きあがっています。
そして、食後に、レモンのシャーベット、カッフェ、
食後酒のミルト酒がついて、Finito フィニート、終わり。
この日、私たちの隣には、
‘フランスで仕事の後、サルデーニャでヴァカンス’の日本人カップルが。
イタリア語のメニューに躊躇されてたので話かけたら、
私たちと同じ藤田さんに予約してもらったんだそう。
しばし (お邪魔にならないように) 、楽しい一時を過ごしました。
英語も仏語もできる素敵な男性に、
ニコール・キッドマンに似た小柄で綺麗な彼女。
大阪でお元気にされているかしら?
そんな出会いもあり、本当に楽しかったポンティス。
そして、帰りにこんな不思議な光景を。
牧場に羊がたむろってたので、車停めて見てたら、いつの間にか、列をなし、前の羊の下に頭を隠し始めてました。
初めての不思議な光景。羊の身の守り方?!
ちなみに、
シニス半島先端、サン・マルコ岬にある、tarros タッロスは、
フェニキア時代から古代ローマ時代にかけての遺跡がある、
オリスターノ地方の観光地の一つ。
車の停める場所が全くなく、見学できずでしたが・・・。
もう一つ、
アルゲーロみたいな華やかさはないけど、
白い小石の浜辺がずっと続く、
サルデーニャ海に面した、とっても綺麗な海岸線。
遠くアフリカから移民を受け入れたのもここだとか。
向こうに見える町の建物も、そんな雰囲気。
島の中でも行く場所毎に、文化の違いを感じます。
しっかし、暑かったです。35度以上ありました。
ぜひ、次もお楽しみに!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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