2013/04/04
Il viaggio di UMBRIA ’12 -13-

2012年ウンブリア州の旅の続き。
3日目の9月13日木曜日。
ノルチャに来ています。
天気は、雨、気温10℃の寒いお昼時です。
前回のお話はこちらへ。
サン・ベネデット広場から続くこの通り、
ノルチェリア(サラミ類のお店)で買い物のあと、
左の通りにあるリストランテへ。
グロッタ・アズーラ‘青い洞窟’という名のホテル内の、
「 Ristorante Granaro del monte 」
リストランテ・グラナロ・デル・モンテ。
とっても大きなリストランテ。
団体も入っていて、かなり賑やか。
それでも、
地元の食材を使ったこの地方の伝統料理を、
シンプルに味わえ、どれも美味しいものばかりでした。
『 Velluttata di lenticchie di Castelluccio 』
カステッルッチョのレンズ豆のヴェッルタータ

Vellutata ヴェッルタータ、ビロード状の、
ように、滑らかなスープのこと。
ただの豆のスープのようですが、
小粒なカステッルッチョのレンズ豆はやっぱり違う。
口の中に濃厚な風味が広がっていきます。
それと同時に、ついさっき見てきたカステッルッチョの光景が、
目の前にも広がってくるようです。
天気のよい花が咲き乱れるカステッルッチョも魅力だけど、
今日の寒さが、シビリーニ山脈の厳しい自然を、
体で少し感じれたようで、なおスープの温かさが沁みました。。。
次は、『 Insalata di farro del Parco,olive,
scaglie di pecorino di norcia,tonno e rucola 』

スペルト小麦、オリーヴ、ノルチャの羊のチーズ、
    ツナとルーコラのサラダ

ツナを覗いて、すべて地方特産の食材が詰まったサラダ。
高原で作られるスペルト小麦も無農薬。
プリプリの食感に、風味あるオリーヴオイル、
そして、羊の塩気と、ウンブリアを丸ごと楽しめるサラダです。
『 Tagliatelle fatte in casa al tartufo nero di norcia 』
自家製タリアテッレ、ノルチャ産黒トリュフ風味

黒トリュフといっても、時期的には夏か秋トリュフで、
茶色がかった色をしています。
さすが、ノルチャ名物、
香りがしっかり漂って、美味しかった!
ウンブリアは年中、トリュフが採れ、いろんな種類があります。
ここのトリュフを使ったメニューには、
Melanosporum vittadinis (冬トリュフ)
Aedtivum e Uncinatum (夏トリュフ と 秋トリュフ)
と、2つ書かれ、値段も違っていました。
もちろん冬トリュフは高く、
旬で楽しめるのは12月〜2月。
だからこの時期に、黒トリュフとあるのは、
9月から11月の間は、秋トリュフという種類になるそうです。
さて、最後に『 Agnello delle montagne nursine alla griglia 』
ノルチャ産仔羊のグリル

ここのおすすめは、この地元の仔羊。
ほんと、柔らかで、旨味が十分。
炭火で焼かれた仔羊の香りは、
更に美味しゅうございました。
ここのグリル料理は、この暖炉で焼かれています。
創業以来、燃え続けているそうです。
150年以上ってことです。すごい。
そう、このリストランテは、1850年の創業で、
(ホテル自体は1800年に始まったとか)
こちらが、4代目オーナーの方。
昔、六本木(だったかな?)で、仕事をしたことあるんだ、と、
ロビーのところで、話かけてこられたので、写真を一枚。
それから、ご自身が創ったという、裏にあるホテルを、
見て来い!と、案内してくれました。
(案内は、女性従業員に任せて・・・)
こうやって、日本人贔屓な彼は、日本人観光客に、
声をかけてるみたいです。
じゃあ、次に来るときは、このホテルに泊まって、
冬トリュフを楽しもう!
ということは、1月か2月でないと・・・。
かなり、雪の深い、寒い時ってことですね。。。
それもいいけど、、、
やっぱり、春から夏にかけて、花の咲くノルチャを、
まず、先に見てからにしたいってことで、
いつか計画できますように!
また、次回もお楽しみに!!!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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