2014/06/20
La cucina Romana
ラツィオ州の郷土料理から、今日は、メイン料理のご紹介。
コーダ・ディ・ブエ・アッラ・ヴァッチナーラ。
牛テール(尾)のトマト煮込み。
こちらも同じく、下町生まれの料理。
一緒に、セロリや松の実、レーズンを煮込み、
シナモン風味がきいてるのが特徴です。
ヴァッチナーラとは、ヴァッチナーロ=皮のなめし職人、からついた名前で、
昔、テスタッチョ地区の屠殺場で、屠殺を手伝う賃金として、尾のついたままの皮を貰っていたんだとか。その皮をなめした後に、残った尾を工夫して生まれた、というのがこの料理の逸話です。
次は、ローマ風サルティンボッカ。
これもローマのトラットリアなどで、
必ずといっていいほど、
お目見えするメニューの一つです。
ボッカは口のこと。「 口に飛び込む 」という意味のあるこの料理は、‘短時間で簡単にできることから、 すぐに食べられる’なんてことから名づけられたんだとか。
淡白な仔牛肉に生ハムの塩気と
セージの香りを重ね、
お肉のたし汁と白ワインに、
ローマでは珍しいバターを使った
ソースにて。
そして、最後に、ローマ風と名のつくものに、
ペペローニ=パプリカを使ったものも。
皮を取り除いたパプリカを
トマトで煮込んだソース。
若鶏がポピュラーなメニューですが、
ここではホロホロ鳥でご紹介。
ローマの料理といえど、
いろんな土地からやってきた、
それぞれに歴史が詰まった、
魅力ある伝統料理の数々。
ご当地ラツィオのワインを合わせて、
ぜひ、お楽しみください!
皆様のご来店を心より、お待ちしております。
クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!
Comments are closed