2014/06/15
La cucina Romana
ラツィオ州の郷土料理から、今日は自家製で、
ローマ名物パスタをご紹介。
ジャガイモのニョッキ。
バターとセージ入りの
パルミジャーノチーズを合わせた
トマトソース、‘ローマ風’で。
「 Giovedi’ Gnocchi 木曜日のニョッキ 」。
古代ローマ時代から作られていたニョッキですが、現代のジャガイモと小麦粉を練って丸めたニョッキは、小麦粉の代用としてジャガイモが使われ始めた19世紀のころから作られ始めました。
このニョッキは腹もちがいいとのことで、カトリックの戒律にある、‘金曜日は断食の日’。その前日にお腹いっぱいに食べて、金曜日を乗り切る。といった習わしから生まれ、今でも習慣が続いているんだそうです。
次は、リガトーニ。
穴の太い、筋入りのマカロニパスタ。
まずは、(牛の)小腸を使ったトマトソース、
パイアータソースがおすすめ。
これぞ、ローマ名物、内臓料理。
別名‘屠殺場料理’…。
ローマの名物の数多くは、
下町テスタッチョ地区生まれ。
そこには、かつてローマ私立屠殺場があって、
賃金の代わりに売り先のない臓物を
配給されていた労働者が
考えた出した料理といわれます。
これぞ、まさしく庶民の味。
そして、カルボナーラ。
いろんな名前の由来がありますが、
‘炭焼き職人’の意味、とは、
一度は聞いたことがあるでしょう。
その名の通り、炭がかかったように、
胡椒をかけていただきます。
そして、もちろん、
チーズはペコリーノ(羊)。
こちらは、トンナレッリ。
断面が四角い、パスタ。
こちらも2種類のソースでご紹介。
一つが、チョチャリア風。
グリーンピース、乾燥ポルチーニ茸に
生ハムが入ってます。
ソースは、白ワインと肉のだし汁。
チーズは、やっぱりペコリーノ。
打って変って、もう一つは、
‘カチョ・エ・ペペ’という、
チーズと胡椒だけの、
シンプルなソースで。
2回にわけてご紹介したどのパスタも、
私達が、ローマで幾度となく、
食べてきたものばかり。
ローマに旅する時は、
このメニューを思い出して、
ぜひ、楽しんでくださいね!
皆様のご来店を心より、お待ちしております。
クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!
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