Sicilia-ovest -30-
2016/04/18
‐トラパニのレストラン その4‐。
前回はこちらへ。
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りから、
一本裏通り。『 タヴェンルナ・ディ・シチリア “カウポーナ”』
のご紹介。
前菜の盛り合わせやムール貝料理、
そして、シチリアの伝統料理、
インヴォルティーニ・ディ・ペッシェ・スパダ
(カジキの詰め物料理や、
インヴォルティーニ・シチリアーニ
(お肉の詰め物料理)を、
そして、こちら、
トラパニの名物パスタを、
いただきました。
このパスタが面白い。カッサテッレという、
ラヴィオリのような詰め物パスタですが、
これが、
麦の穂のように、
編み編みされ作られる形で、
まるでサルデーニャで習った、
‘クルルジョネス’に、
そっくりなパスタなのです。
トラパニ版の詰め物はリコッタチーズ。
濃厚な魚のスープに入って、
トラパニらしい一皿でした。
レイさんの“シチリア時間Blog”でも、
紹介されてましたが、
昔は、家庭で作られていたのも、
今は作れる人が減ってきたとか。
この穂のように編むのがなかなか難しく、
手間がかかるからでしょうか。
そして、エリチェの銘菓、
中にカスタードクリームが入った、
さくさくしたクッキー生地の、
‘ジェノヴェーゼ’を。
シチリアなのに、ジェノヴァ風と名のついた
お菓子です。
週末の土曜日とあって、
店の前のテラス席は、いっぱいでした。
外のシンプルさと違って、
店内は、
真っ赤な壁に、
陶器の‘クスクシエラ’や、
シチリアといえば‘顔の陶器’、
そして、反対の真っ黄色な壁には、歴史が描かれた陶器が飾られ、
お料理のお皿は、全部シチリア柄。
シチリアをいっぱい感じる雰囲気でした。
お店の名前“カウポーナ”は、
“カポナータ”の方言だそうです。
次回も、どうぞお楽しみに〜!!!
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