La cucina di abruzzo e molise
2017/03/20
今月おすすめメニュー、
『 アブルッツォ州とモリーゼ州 』郷土料理から、
パスタのご紹介。
アブルッツォ州の最も代表的なパスタ、
『 マッケローニ・アッラ・キタッラ 』。
その名も「 キタッラを使ったパスタ 」。
断面が四角いロングパスタです。
それは、こんな専用道具を使うから。
まるで“キタッラ=ギター”に
似ていることから、
そのままキタッラと呼ばれています。
ギターの弦のような線が細かく
張られた木製の道具です。
音階はありませんが、
音もまるでギターのよう。
この上に、薄く伸ばした生地をのせ、
麺棒を転がしながら、
上から押し付けて切り落とす。
それが四角い断面となるのです。
そもそも、
この道具を使うきっかけに
なったのには羊飼いの人々。
険しい山々が連なるアブルッツォ州。
その昔、牧草を求めて移動する羊飼いが
簡単に持ち運べて、簡単にパスタが
作れないかと考えだされた。
というお話です。
キタッラの定番ソースは、
辛味のついたトマトソースや、
お肉の煮込みソース。
でも、魚のソースにも合う、
オールマイティなパスタです。
去年のイタリアではこんな感じでした。
ラクイラの料理学校で、
“アブルッツォの郷土料理”として、
習ったの時、豚と牛のパッロティーネ、
お団子にしたトマト煮込みにしたソースでした。
今までも、
あの時、この時と、
紹介してきたキタッラです。
さて、今回は、
2つのソースにて。
アマトリーチェ風と、
羊肉とインゲン豆の煮込みソース。
もともとは、
アブルッツォ州だったアマトリーチェ村の
伝統ソースです。
ぜひ、お楽しみください。
クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!
Comments are closed