Sicilia-est -22-
2018/01/19
‐東シチリア周遊 ① ‐
『 カターニア -その1- 』
前回 紹介した、プチツアーの始まりは、
カターニアの市場巡り。
カターニアで有名なのが、
ドゥオーモ広場近くにある、
“ラ・ペスケリア(フィシュ・マーケット)”=魚市場。
カターニアに来たなら、
ぜひとも訪れて欲しい場所の一つです。
“魚市場に”。
といっても、普段は何もない空間。
それが、
市場が開かれる日曜以外の午前中ともなれば、
活気溢れる場に変わります。
写真の右の通路には、果物屋。
これは、丸ごとオーブン焼きされた、
とろっとろの玉ねぎ売り。
自分たちの船で獲った魚を
ブースに並べ、威勢のいい声で呼びこみ。
このおじさんはザリガニを売っていました。
イタリアでは普通に食べます。
私達もウンブリアの旅中、
トラジメノ湖ほとりの町で、
食べた思い出が。
パデッラだけ、
それもこんだけを売るおじさんもいました。
これが美味しい貝で、
サルデーニャでもミラッツォでも食べた、
トコブシに似た小さな貝。
こちらは、名前は忘れましたが、顔と同じくらいの、
大きな貝。
そして、さらに、
建物の奥へ進めば、
日差しに触れることなく、
状態のいい魚が売られているブースに。
まだまだ市場が広がっていて、
建物を抜けると、
ここは、赤いテントの下。
魚は赤く写り、新鮮に見えるようです。
日本では考えられませんが。
そして、シチリア産のチーズやサラミも。
ここに来れば何でも手に入ります。
一般市民はもちろん、
レストランのコックさん達も、
そして、県外からも買いにくるという、
カターニア自慢の市場なのです。
これまでに、
ちょっと怖いパレルモの市場や、
小さめのトラパニの魚市場、
そして、
サルデーニャ州都カリアリの大きて綺麗な市場と、
見てきましたが、
カターニア独特の、
溶岩石の黒い建物の中、
異国の雰囲気も感じる、
とってもテンションあがる市場でした。
実は、ここ、
18年前にワインツアーで訪れたことがあるのですが、
オーナーは貝を食べる羽目になって、
お腹を壊した中の一人となり、
大変な思いをしながら旅を続けたという、
苦い経験をしました。
それからは、イタリアでは、
いくら新鮮でも、
決して生の貝を口にしない。
ぜひ、みなさんも気をつけてください。
まれに、馬肉で当たる人もいるようですが…。
次回もお楽しみに!!!
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