La cucina Piemontese
2018/02/03
ピエモンテ州といえば、
イタリア屈指の米産地。それは、“ノヴァーラ”と“ヴェルチェッリ”。
北西にアルプス山、
東南には、アペにン山脈、
南にイタリア最大のポー川が流れ、
2つの町のすぐ東側、
ロンバルディア州(ミラノのある町)の
州境をまたいで、ヴェネト州まで続く、
パナーダ平原(ポー平原とも呼ぶ)が広がっています。
余談ですが…。
米がイタリアに入ってきたのは古代ローマ時代らしく、それは薬としてで、特に貴婦人の間で、乳液状になったものを肌を柔らかくする為に(美容の為?)に使われていたんだそう。それが、料理として使われるようになったのは1500年代のことで、よく食べられていた小麦の粒から米へと変わっていったとか。それから、米に適した土地として北イタリアのこの平野が大産地となったいったようです。
その前に、米を料理として使うようになったのは、紀元1000年前後、シチリアにやってきたアラブ人が持ち込んだ‘アランチーニ’などがきっかけのようです。今やシチリアを代表する名物ライスコロッケ‘アランチーニ’。実は、シチリアでもピエモンテ産の米が使われているのは、私達もパレルモで確認した思い出があります。
さて、ピエモンテの2大米産地には、
こんな料理が伝わります。
ノヴァーラには、“Paniscia パニッシャ”。
サラミ(ここでは豚の皮やレバー入りモルタデッタ、ラルドなどが書いてあります)や、
インゲン豆、香味野菜が入った、
赤ワイン風味のリゾット。
ということで、思い出のある、
『 パニッシャ 』を
ご紹介しております。
クッチーナのお米は、
ヴェルチェッリ産のカルナローリ種。
香り高く、アルデンテを楽しめる、
リゾットにぴったりの美味しいお米です。
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