La cucina della Sicilia orientale
2018/06/8
夏のおすすめメニュー、
『 シチリア東部の郷土料理 』から、
細い生地の半分に、
竹串を押し付けて、
裏返して、
また、半分に竹串を押し付けた、
そして、
ソースが“コン・レ・サルデ”。
いわしとフィノッキオの
サフラン香るオイル風味です。
ワトム農園産フィノッキオ(フェンネル)。
(日本では、ういきょう。)
まさにシチリアの味、フィノッキオ。
シチリア料理に欠かせない野菜です。
今でこそ、新鮮な魚が手に入るので、
フィノッキオの香りを楽しむのが、
この料理の特徴ですが、
昔、冷蔵庫が無かった時代、
古くなったいわしの魚を
いかに捨てずに美味しく食べるか、
というところから、
臭い消しに使われたのがフェンネル、
と言われています。
ソースには、
香りづけの葉と一緒に、
白い実も。
これが、
フィノッキオ独特の香りに、
食感が楽しめて。
爽やかでほんのり甘い。
フィノッキオそのものの、
野菜の旨味をぜひ、
味わってください。
さらに、特徴的なのが、
レーズンや松の実も使われること。
まさしくシチリアの歴史、
ここでも、アラブの影響を受けた
名残りを感じます。
もう一つ、この料理に欠かせないのが、
仕上げの“モッリーカ”。
オリーブオイルで空炒りした、
かりかりパン粉。
これもシチリア料理の
調味料のようなもので、
週に一度しか焼けなかった昔、
余って固くなったパンを
再利用の一つで生まれた
モッリーカです。
これがあるからこそ、
美味しくなる一皿です。
シチリアの夏を
ぜひ、感じてください!
皆さまのご来店を、
心よりお待ちしております!!!
も宜しく!
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