La cucina della Sicilia orientale
2018/07/26
シチリアの魚といえば、
マグロにカジキ。
昨年のシチリア東部の旅でも、

リパリ島や、

カターニアの市場で、

マグロやカジキ売り場を
たくさん見かけました。
ここは、カジキ専門。

こうやって、
カジキの頭から尾まで、
見ものになってるのも、
シチリアの風物です。

今回、おすすめするのが、
『 メカジキ 』。

日本語なら‘目梶木’。
イタリア語では、
『 Pesce spada 』
ペッシェ=魚、スパダ=剣、
と呼ばれます。

一つ目が、メカジキのギオッタ、メッシーナ風
ソテーしたメカジキに、
ケッパー、松の実、レーズンと共に、
トマトソースで軽く煮込んだ、
メッシーナ風。

そして、メカジキのシラクーサ風
ソテーしたメカジキに、
炒めた玉ねぎとセロリに、
旬の野菜を合わせ、
ケッパー、オリーブと一緒に、
白ワインヴィネガーで蒸し焼きし、
ミントの香りをきかせたシラクーサ風
です。

さて、カジキといえば、
シチリア東部の、
イタリア本州つま先にあたる、
カラブリア州にまたがる、

メッシーナ海峡は、
古くから伝わる、
伝統的なカジキ漁が有名なところ。

車で海岸線を走れば、
メッシーナの町から、
カラブリア州のレッジョ・カラブリアの町が
見える程の海峡のお話です。

マグロが“マッタンツァ漁”なら、
カジキは“フェルーカ漁”。
昔は、こんな小さな船で
漁をしていたようです。
真ん中の竿に登った人が、
カジキを見つけ、
先端にいる人が、一刺し。

今では、船の様も変わりましたが、

中央の一番高いところまで
人が登って、
カジキの軍を探すのは同じようです。
時代は変わり、
こんな漁の姿も減って、
伝統を守って続けているのは、
数少ないとか。
(今年9月に予定の、
 カラブリアの旅で、
 カジキ漁について、
 また知る機会があったら
 いいなと思っています。)

漁は、4月〜9月。
この時期に訪れれば、
新鮮なカジキ料理がいただけます。


思い出の写真より。
5月の終わり、
リパリ島で食べた、
ペッシェ・スパダのグリル。

皆さまのご来店、
心よりお待ちしております!!!

も宜しく!
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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