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● ‘18 カラブリア州の旅 −14− – Ristorante CUCINA

Calabria -14-
2019/05/10
『 シッラ 本編 』
イアリアの最も美しい村 協会認定“キアナレア” –

*カラブリアについてはこちら
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前回アップした、
ただ通っただけのバニャーラ・カラブラから、
シッラへ。

覆道にある無料駐車場。
人気がなくてもここは危ないと、
しっかり荷物を隠し車を降り、

シッラの町、
『 イタリアの最も美しい街 』の一つに
認定されている、
“キアナレア”地区へ。

海沿いに続く、
アンヌンツィアータ通り。
遠く高いところに見える建物は、
旧市街地に建つお城。

海のすぐ近くまで、
迫っているアスプロモンテという山の
斜面に作られた町。
キアナレアは、
この細い路地に続く、
漁師さんの家が立ち並ぶ、
まさに海沿いの通り。

この町の歴史の始まりは、
紀元前8世紀も前だとか。
トロイ人が流れ着き町を築いたのが、
村の起源だとも書かれています。
そして、
古代ギリシャに書かれた
‘オデッセイ’の中で登場する
町としても知られているんだとか。
さらに、1860年には、
ガリバルディ軍も上陸するなど、
歴史上において重要な役割を
果たした町でもあるのだそうです。

エリさん曰く、
シッラは豊かな漁村だったらしく、
上品でしっかりした雰囲気が
数多く見れました。

町の人の生活ぶりも垣間見れて、
なんとものどかな光景です。
満潮の時は、
このベランダから釣りをするそうです。

「 イタリア好き、カラブリア特集 」
に載っていたこの場所も、
実際に見るとさらに素敵な風景でした。

シッラでは、家ごとに、
こうやってボートが置かれていました。
漁師さんは、
自分のボートで沖に出て、
大きな船に乗り換えて
漁に出ていたんだとか。
それも、まだ今だに
続いているらしいのですが。

海辺まで案内してもらいました。
北を見れば、トロペア岬。
南を覗けば、
キアナレア湾の堤防。
そこから高台にあるのがルッフォ城。
そして、
海に面したいくつものレストランたち。

今回は、その中の一つ、
“ブルー・デ・トワ”さんで
プランツォタイム。

地下に降りると、
店内席と、テラス席。

穏やかな海の音を聞きながら、

心地よい風を受けながら、

どこを見ても美しい景色に、
ホントにカラブリアに来ているんだなと、
感慨深くなった瞬間です。

さて、頂いたお料理は、
海の幸の前菜盛り合わせに、
ムール貝、
カジキマグロのグリル、
トマトとトロペア産赤玉ネギのサラダ、
アサリとピスタチオのソースのパスタ、
ウニのパスタ。
グレコ・ビアンコの白ワインも
ぴったりの海尽くし料理でした!

テラス席とは違って、
レンガ作りのシックな店内。
この家も漁師さんの家だったかのように、
釣りの道具やカジキ船の模型などが、
飾られていて楽しい空間でした。

伝統衣装を着て、
赤唐辛子を持った女性。
これは陶器でできた町の風物です。
昔、漁に出ていた男性の代わりに、
家を守ってきた女性たち。
このスカートの下には…。
生きる術を潜めた伝統の衣装だと、
確か聞いたような…。

まだカラブリア3日目の
3分の1ご紹介したところです。
次回は、ちょっと大きな町、
レッジョ・カラブリア編。
ぜひ、お楽しみに〜‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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