Calabria -15-
2019/05/19
『 レッジョ・カラブリア 』
‐ 元・誇り高き古代ギリシャ都市 ‐
レッジョ・カラブリア県の
レッジョ・カラブリア
(正式にはレッジョ・ディ・カラブリア)。
州都ではありませんが、
カラブリア一の人口を有し、
州議会の所在地として、
カラブリアの経済的な中心地です。
前回紹介したシッラから、
車でほぼ30分南に走った、
レッジョ・カラブリア。
それは、本当にシチリアと
目と鼻の先。
まず、
エリさんが連れてってくれたのが、
オランジェ通りの、
オリーブオイルのお店。
バニャーラ・カラブラ郊外の大地主、
De Leo Alberti一家が経営する、
「 フラントイオ・デル・ボルゴ 」さんです。
この日は、ヴァカンスを終え、
ちょうど再オープンする日。
そんな中、娘のジュリアさんが
いろいろと説明をしてくれました。
バニャーラ・カラブラ郊外の丘陵地帯に、
約8000本のオリーヴの木が
植えられているといいます。
そして、カラブリアの特産である、
ベルガモットも。
すべての畑が“もちろん”BIO。
経営者の母フランチェスカさんと、
こだわりの上質なオリーヴオイルを
生産しています。
(興味のある方は、写真をクリック!
サイトをどうぞ。)
店内にある、
エキストラヴァージンオリーヴオイルの他に、
ペペロンチーノ(赤唐辛子)や、
ベルガモットにレモン風味などの
フレーヴァーオイルたち。
いろいろと試飲させてもらい、
楽しい買い物ができました。
さて、1⃣を訪れた後は、
ホテルにチェックインし、自由行動。
ということで、
メッシーナ行きの船が
出る港に近い‘イーホテル’から、
夕方のひと時、散策をしてきました。
紀元前8世紀に建設され、
誇り高き古代ギリシャ都市だった、
レッジョ・カラブリアは、
1908年の地震でほぼ壊滅し、
新しく生まれ変わった街。
道は、海岸線に沿って、
南北に細長く、
賽の目に作られています。
街の北側に位置する
ホテルを出て、南方に。
ルンゴマーレ・マッテオッティと呼ぶ、
この歩行者専用の通りを進むと、
右に海を眺めながらの遊歩道となります。
私たちは、メイン通りに行きたいので、一歩、内側を通る、
ヴィットリオ・エマヌエーレ3世通りへ。
しばらく歩いていると、
広い道で車の行き来が多いけれど、
メイン通りとは思えず、
さらに、何本か東に入って、
やっと、賑やかな、
ジュゼッペ・ガリバルディ通りに、
出ることができました。
夕方から、歩行者天国になるということで、
この時間は、すでに、
パッセジャータ(散歩)する人たちでいっぱい。
さすが、海の街らしい
活気のある通りです。
3キロはあるこの通りを南に進めば、
2⃣この町の大聖堂に出会います。
ここに着いたころには、
もう日は落ち、
イルミネーションがまぶしいくらい。
日本とは全く違う、
イタリアらしい装飾です。
さてさて、この日の夜は、
アテンドなしで食事。
オリーブオイル店のジュリアさんに
教えてもらった中から、
ホテルに近い、
ここに来てみました。
3⃣マッテオッティ海岸通りにある、
‘タツノオトシゴ’がロゴマークの
「 PIROPIRO ピロピロ 」さん。
あちらからこちらを眺めていた1年前。
またこの年もイタリアに来れたことに、
嬉しく思えた夜でした。
もちろん、帰りは、バールで一杯。
夜も11時。朝も早いので、
そろそろホテルに戻ろうと歩きだしたところ、
どこからか騒音というか、
聞いたことがある音楽が
激しい振動と共に、伝わってきまして、
音の鳴る方へと進んでみると、
そこは、インディペンデンツァ広場。
イタリアの有名な歌手
‘エロス・ラマゾッティ’を
カバーしている、
「 ラ・シニストラ 」というグループの、
ライブ中でした。
年に一度のイタリア旅で、
必ずと言っていいほど、
音楽に酔いしれる夜を過ごしています。
それぞれに街の雰囲気を味わえ、
楽しいひと時です。
翌日は、
爆走の旅。
エリさんの運転で、アスプロモンテ山を越え、
走行距離1470キロのうち、
東海岸線の街3つ訪れ、
西の中部まで車を走る、
大忙しの一日です。
次回も、ぜひ見てください‼‼‼
も宜しく。
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