Calabria -17-
2019/06/09
『 スティーロ 』
‐ イアリアの最も美しい村 協会認定の村 その③ ‐
キアナレアと前回のジェラーチェ
に続いて、
「 イタリアの最も美しい村 」の
全踏破の旅で、
紹介されてるスティーロです。
私達が訪れるのは、
旧市街地のあるこのあたり。
古くはビザンチンの砦となり、
さまざまな支配を受けてきた歴史のある町です。
前回はこちら。
コンソリーノ山の中腹の、
段丘上に築かれた、
スティーロの古い町。
まず向かったのは、⬇のところ、
スティーロでぜひにでも、
訪れたかったところ、
La Cattolica di Stilo.
ラ・カットリカ教会。
カラブリア州としても、
重要な記念建造物のひとつ、
とされている、
それは、
スティーロの住宅地区より、
ちょっと上の丘に建っている、
特徴的なのが、
正面からは見えない、
5つのクーポラ。
そして、
四角形をした建物。
本当に小さな、
あっという間に見学できる、
一室だけの教会内部には、
ノルマン人によって描かれた、
1000年ごろのフレスコ画が
壁面に残っています。
教会前の遺跡跡から、
見下ろす旧市街地。
ここから、
この村の大聖堂が右先に見えています。
訪れる町の大聖堂は必ず見たい私達。
時間が限られた中、
エリさんにお願い。
ラ・カットリカから車を移動し、
Ⓒ地点へ。
駐車場は、ちょうど村の入り口となり、
旅人を出迎えるように、
存在感ある、
サン・フランチェスコ教会が
建っています。(右上)
(右下・正面)
16世紀に造られた後期バロック様式で、
その前には、
スティーロで貧しい農家の子として、
生まれながら、
(近隣の村生まれとも言われますが)
ルネサンス時代の聖職者であり、
代表的な哲学者になった方、
トンマーゾ・カンパネッラさんの
銅像が祭られています。(左上)
家々が入り組んだ、
細い路地(左上)。
お昼時の静かな中、
町の壁画(右上)や、
アラブの影響を受け、
中世に創られた彫刻、
‘イルカの噴水’(下)に出会い、
(全く情報のないまま)
歩いていると、
途中で、
ビューポイントのような場所に
出てきました。
ここから見えたのが、
岩壁に残る、洞窟の教会。(上)
EREMO=エレモ‘陰者の住居’、
Madonna Della Pastorella=
マドンナ・デッラ・パストレッラ
‘小さな羊飼い(羊飼いの少女)のマドンナ’
と書かれた看板の左下くらいに
小さな穴のある四角い建物が見えるなら、
そこに残るのが、
12世紀に創られた、
ここにひっそりと暮らす人たちのための
洞窟の中の教会です。
ここも見学ができるようで、
行けなかったのは残念でしたが。
(下・その周りの風景)
最後に、ドゥオーモへ。
それが、
城門を出て(左上)、
教会に近づくと(右)、
ここは、
サン・ドメニコ教会(左下)でして、
遠くから見えるクーポラに、
勝手にドゥオーモと勘違いして、
来てしまいました。
しかし、
これが14世紀の建物で、
さて。
ドゥオーモを見逃してしまった私達ですが、
戻る道すがら、
岩壁を見上げ、
ラ:カットリカ教会の後ろ姿を、
見ることができ、
改めて、カラブリアが誇る、
偉大な教会の美しさを知ることができました。
(中央のちょっと上)
村からの素晴らしいパノラマ。
よく見ると、
クレー色のイオニア海に向かって
続く道のような川が流れています。
でも、そこには水が流れていない。
エリさんに「 水不足ですか?」なんて
質問をしてみたら、
ここは地下に水が流れているということ。。。
「 カラブリアは水が豊富なんですよ!」。
そりゃそうです。
こんなに山に恵まれてる州なんですから。
STILO スティーロ。
こんな小さな村に、
たくさんの歴史が残る
とても面白く、美しい村でした。
さぁ、再び、イオニア海の虹色の街道を走り、
次の訪問地へ。
次回も、ぜひ見てください‼‼‼
も宜しく。
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